2008年 2008山行報告へ
伊吹山T、伊吹山U、小白山、日照岳、銀杏峯〜部子山、伊吹山V、伊吹山W
伊吹山T 1377m 滋賀県米原市
・2008年1月6日 晴れ時々曇り
・日程 : 駐車場 200m 12:10/16:45
3合目 770m 13:00/15:45(上りゴンドラ利用)
山頂 14:30/15:00
・メンバー:森
・GPSトラック
@今日は登山靴で偵察です。 | A5合目から上は何とかスキーは可能です。本日はスキーヤーな し。 |
B直下は雪山の醍醐味が味わえます。 | C山頂は強風とガスで厳冬期の世界。 |
D暖かい冬山に様変わりに。 | E1合目に向けてとぼとぼ歩きました。 |
今年は昨年以上に雪が少ないのではないか。そう危惧される中、自分の目で確かめたいと思って伊吹へ行きました。スキー場は3合目で40pと表示がありました。何とか滑られそうです。今日はハイク靴ですので来週来たいなと思って久しぶりの雪山を快調に登りました。ハイキングシューズもゴアテックスなのでしみてくることはありません。山頂は強風のためラーメンをあきらめ、社の中で簡単にすませ下山です。山頂を下りると風はなく気持ちよい雪山です。3合目から人にあうことなく、15p深の雪の中を歩きました。
伊吹山U 1377m 滋賀県米原市
・2008年1月14日 晴れ
・日程 : 3合目駐車場 750m 10:45/14:30
山頂 12:30/13:30
・メンバー:森
・GPSトラック
@やばい。雪がない。スキーは無理? | A3合目駐車場は雪がある、もしかして・・・。 |
Bナンタルチア。当然兼用靴でハイクですが、結構いけます。 | C頂上付近はまだらです。1週間でよく融けました |
D山頂当面から望む笹又方面、この斜面を滑降さ せてもらったのは2年前、ひょっとしてこのコース は温暖化雪不足で幻のコースにならないかしら ? | |
E暖かく風も少なし。ウインドブレーカーのみでOKでした。 | Fやはり絵になるこのアングル。 |
G一昨年伊吹マラニックでお会いしたわんちゃん。私をおぼえていたのか1合 目で車から降りるとよってきてくれました。 |
1週間たつと伊吹の雪融けは急速に進んでいる。本日はスキーをもっていったのに、弥高方面から見たとたん無理とわかった。もちろんスキー場は閉鎖している。となれば、3合目まで車ではいることができる。ということで3合目へ。ところが駐車場付近のみ雪が10pほどあったがそれからは皆目なし。ということで兼用靴で登山となった。先週ならスキー登山が可能だったのにと悔しい思いと、スキー無しの身軽なハイクも悪くないなという思いの中、無雪の登山道を足がどんどん進んでいった。
ひょっとするとこの先笹又(揖斐川町)方面からのスキー登山はできないのではないかという懸念さえ感じた。笹又からは藪が濃いため3合目で積雪1mくらいないときびしいのである。
頂上から20pくらいのクラストの笹又が見える東方面へ散策した。山ゴロ氏と滑降したこの斜面も懐かしい。下部は雪がなく、スキーとは縁がない様子である。ラーメンを食べ頂上を満喫でjきた1日となった。
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小白山(北峰) おじらみやま 1600m 岐阜県郡上市
・2008年1月20日 曇り
・日程 : 白山中居神社 710m 7:00/14:00
大黒山トラバース 1030m 8:30
ダイレクト尾根基部1160m 9:00
県境稜線 1534m 10:15
北峰 1600m 10:45/12:00
杉山 1170m 13:00
・メンバー:牛丸、畑佐、小野、森
・GPSトラック
@正面の小白山向けてトラバース開始。 | A県境稜線へ突き上げる。後方は野伏ヶ岳。 |
B小白山北峰を登る。 | C左から小野ちゃん、牛丸さん、畑佐さん。 |
D稜線から滑降する小野ちゃん。 | E藪を滑降する畑佐さん。 |
F杉山から振り返る小白山北峰、中央の尾根を滑降。 | Gフィナーレは急斜面の法面でした。 |
大勢での山行は楽しいものです。特に山頂でのツェルトを張ってのラーメンはおいしいものです。小白山へのトラバースはアップダウンが多くて閉口しますが、幸いにも畑佐さんが山頂から杉山ルートを経験しているので周回コースが可能になりました。が杉山ルートは奥美濃を象徴する藪山コースに近いという印象です。
クラストバーンに新雪10pほどが積もっている中、様々な状況の雪質が出てくるので、滑りモードを次々に変えなければなりません。そして灌木のスラロームで腿がぱんぱんにはってしまいます。このような状況に対応するするのも、山スキーのおもしろみです。
日照岳 1751m 岐阜県白川村
・2008年1月27日 曇り時々雪
・日程 : 駐車場 770m 7:10/13:15
鞍部 1150m 8:30
ジャンクションP 1500m 10:20
山頂 1751m 11:30/12:15
・メンバー:山ごろ氏、森
・GPSトラック
@前日のトレースが1500mまでついていました。 | A快調に登ることができました。 |
BここはJPの上部のやせ尾根、絵になるところです。 | C山頂が見えました。 |
D山頂に着くころには風もゆるみました。 | E御母衣湖を眼下にゴ〜。 |
F深雪パウダーはやはり楽ちん、気持ちよい。 | G1時間で滑り終えてしまいました。 |
今回の日照岳は、前日のトレースに感謝です。たぶんトレースなしならばもう1時間かかったことでしょう。1500mからはトレースはなく私たちがつけました。その後3パーティー、4人が登ってきました。
日照岳は私たちにとって3月の山というイメージでしたが、辻さんが岳人に紹介してからは、もっぱらパウダーのと山しての認められるようになってしまいました。特にこの数年の雪不足では1月から雪のある日照りに行くしかないという状況でしょうか。しかし私は3月の羽虫が雪面に動いている頃の日照が、木々も芽吹き好きです。
新雪が30p降ったということで出かけました。期待どおり、滑降はまたたくまです。きれいにターンが決まるので体力を消耗しません。年に数度はあっていい雪質です。この2度目の大降りで藪はほぼ消えたようです。
銀杏峯〜部子山 1440m、1464m 福井県大野市
・2008年2月11日 晴れ
・日程 : いこいの森P 479m 7:40
前山 1147m 9:50
銀杏峯 1142m 11:10
鞍部 1253m 12:15
部子山 1463m 12:50 /13:30
北方稜線 950m 14:45
養魚場 430m 16:00
・メンバー:Ushiさん、Hataさん、Onoちゃん、山ごろ氏、森
・GPS
@銀杏峯の主さんともいっしょになる。 | A銀杏峯山頂手前でみんな解放気分。 |
B山頂までは気持ちよい歩き。 | |
C銀杏峯を後に出発する。 | |
D部子山は荘厳だ。ここから1時間はかかるだろう。 | |
E正面は部子山です。 | |
F部子山山頂にて森。 | G後方は銀杏峯。 |
H部子山北方稜線から谷部へ滑り込みます。 | I雪が多くて養魚場の下部で車が待っています。 |
一昨年来の銀杏峯、このところの大雪ではあるが、北方稜線は滑るだろうともくろんでいたが、深雪は滑りにブレーキをかけてしまった。もちろん、急斜面はそれなりに、重雪パウダーをたのしむことはできたが、如何せん、緩斜面がまずい。くるぶしまで沈むため林道をストックでこぎこぎ、ヒール解放のテレ歩きでごまかして養魚場まで下りてきた。
伊吹山V 1377m 滋賀県米原市
・2008年2月16日 霧と雪
・日程 : 駐車場 200m 11:40/16:45
登山口 245m 11:50/16:10
3合目 770m 12:10/15:15〜15:45(上りゴンドラ利用)
7合目 1038m 13:15
稜線9合目 1333m 14:30/14:40
・メンバー:森
・GPSトラック
@7合目からの上部、視界は30m。 | A写真補正で見えてなかった稜線が写っていた。 |
B小雪が舞う中、安全のため、本日は9合目稜線まで。 | C1合目もすごいガス。雪面の凹凸が見えず一苦労。 |
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D珍しく登山口まで湿雪深雪を滑ることができた。 |
日曜日が町内の総会のため、土曜日にリフレッシュのため、伊吹山ハイクを考えた。ひょっとして雪があるといけないと思いスキー用具も準備していると、岐阜出発は9時半に。まあ3合目まで車を入れハイクなら山頂へ13時ともくろんでいると、あにはからん、関ヶ原で雪が5〜10p、もしやと思い車を伊吹町まで走らせると、30p積もっているではないか。なんと木、金の寒波で降ったそうだ。スキー場3合目積雪量が新聞紙上では50pと相変わらず少ないのに、なんたることか。
さて急きょ、シールを貼り、ゴンドラまで歩く。しかしそれからが悪い。視界が20〜30mほどなのである。特に3合目はリフト乗り場も見えないほどである。GPSがあるので軌跡をとっていけるところまで行くことにする。積雪は3合目で80pあった。この時間なので壺足、スキートレースがあり、ありがたく使わせてもらう。山スキーの2パーティーに会うがいずれも途中までとのこと。それならトレースのあるところまで行こうとガスガスの中進める。7合目では高校生の山岳部が引率の先生とともに滑落停止等の雪上訓練をしていた。この少し上で単独スキーヤーと会う。彼は膝ラッセルで登り切ったそうな。ラッセルのお礼を言い、上をめざす。地形がわかっているものの、視界が10〜20mくらいであると不安も時折よぎる。時間が遅いことも一因だ。膝下ラッセルで稜線へ出る。今日はGPSに地図を入れてないこともあり、ここで終了。滑降準備に取りかかる。
ここからが今日の佳境、深雪であるため、スピードが適当にコントロールされて、またたたくまに7合目に、ここからは平原になるのでルートをトレースに沿って滑っていく。久々のロングのパウダーを楽しめた。3合目は10mの視界、一休みした後重雪、新雪を1合目を過ぎ、登山口まで楽しむことができた。若いぶきで汗を流し、1800円のお気に入りのふなずしを買って帰路につく。
伊吹山W 1377m 滋賀県米原市
・2008年2月23日 吹雪とガス
・日程 : 駐車場 270m 10:10/14:45
3合目 770m 10:30/13:45(上りゴンドラ利用)
7合目 1045m 11:30
稜線9合目 1333m 12:30
山頂小屋前 1360m 12:40
・メンバー:森
・GPSトラック
@3合目、視界は先週よりいいと思ったがここだけでした。 | A7合目、吹雪で目出帽着用、突風で何度もバランスを崩す。 |
B何とか稜線へ、視界は10m〜3mほどになる。 | C7合目まではやむなく、スキーを担いで下りる。視界が一時的に 広がって、上部を振り返る。6合目付近。 |
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D3合目以下は視界があり湿雪ながら気持ちよかった。 |
明日はケルンの総会のため本日冬型を覚悟して出かける。これまで体験したことのない猛烈な大荒れの恐ろしい伊吹山と変貌した。午後から荒れるとの予報から午前中ならもつだろうとの予想は見事に外れた。3合目ゴンドラを下りると強風である。視界がまだあるので行こうという気持ちになる。しかしこれもしばらく行き、5合目になると視界は20mくらいになる。後部にハイク登山者がいる。7合目でさらに強風になる。GPSでポイントを取り、もしかの場合に備える。このルンゼ上を行けばよいのであるが次第に視界はなくなり、数メートルになる。前日までの晴天で氷化した上に数センチの雪が積もっている。
クトーが効いてくれるのでスリップは少ないが足跡で登りにくいことこの上なし。1時間かかってようやく9合目の標識がうっすら見えてくる。今日は山頂に行きたいと思い、ポイントをとる。しかし吹雪は予想しないことを引き起こすものだ。眼鏡に水滴が付き氷化する。オーバーグラスも同様である。さらに遠視も加わり、GPSを見るにも時に両グラスを上げて実眼で見なくてはならない。
何とか頂上方面へ歩き出すが、頂上売店前付近でホワイトアウトになり、今日はここで終了とする。9合目にもどるが視界は5mほど。前回より悪い。クラスト状況もあり、7合目上までスキーを担ぐことにする。するとこの付近で視界が一時的に広がって3合目まで見えるようになった。勢いよく表面クラストの難しい雪を足をブロックして急いで3合目まで滑った。3合目ロッジ前でラーメンを食べていると視界がまた悪くなり強い吹雪となった。スキー場は2時で終了だそうだ。吹雪のため視界が悪くならないか危惧したが、3合目以下はしっかりあり安心した。また雪は湿雪であるが操作しやすく今日の中で最も楽しめた場面であった。先週より雪は減ったものの1合目から休止状態のリフト下を半分くらい標高差100mほど滑ることができたがその後は、スキー板が悲鳴を上げたので担いで下りた。強風と吹雪の低温の中、必要な装備、山への心構えを再点検させられた伊吹山であった。