2017山行報告②

もどる

日照岳 ・ 杓子岳 ・ 越前甲 ・三方岩岳


日照岳

・3月12日
・四方山

 場所  往路  復路  標高
 R156駐車地点  8:15 13:15  771
 1171m尾根鞍部 9:20  ・  1171 
ジャンクションP  10:30  12:20  1511
 山頂  11:45  12:15  1751


   
 金曜日までの寒波で白川村平地で60㎝の積雪、1日おいての日曜日の荘川村の積雪はいかに?  富山からの3人グループが先行しています。
   
 日照山域へのちん入者に怪訝そうに見つめています。(かもしか)  1171m尾根鞍部を過ぎると1600m付近の見晴台が見えます。
   
 スキートレースとハイクトレースが平行します。靴~膝ラッセルの新雪です。  1511mのジャンクション・ピークに乗り上げます。昨日のスキー滑降跡がすざまじい。
   
 J・Pより山頂(右)が見え、気持ちが入ります。  昨日のトレースは昨晩の新雪でかき消されています。
   
先ほどの赤矢印1600m付近に到達しました。今見えているのは1.5時間前にいたところです。  山頂は目の前。
   
 山頂から往路の尾根を眺めます。乗鞍岳は中央左に見えます  山頂からの滑降。
   
 見晴らし台を滑る。重パウダーです。山頂~JPの上部。 雪が重いため斜度があってもスピードは出ません。
   
 1400m付近の尾根は快適に滑り、この後前のめり転倒、膝靱帯を痛めます。  重雪にスキーがささり抜くのも一苦労、さらに靱帯をストレッチしたようです。膝の鈍痛と腫れを感じながらスキーを回します。グランドテートンは重雪湿雪にも対応してくれます。1500m~1100m中間部。
   
1170m以下の下部に入ります。右膝を大きくねじらないようにかばいながらの滑降ですがノートラックのためフォールラインがとれ比較的負担が少なかったです。   下部まで同じペースで安全第一で滑ってきました。ここからは素直にトラバース滑降です。
 
 無事降りてきました。  ヒヤリハットでしたが下山完了。ギヤに感謝。
   
 膝の痛みのため表情が険しい。  道の駅荘川からの日照岳。地域で太陽が早朝から真っ先に照らすことからこの名前がついた所以と言われている。



杓子岳(経ヶ岳を計画したが、膝の状態から時間を要しそうで縮小)

・3月19日
・四方山

 場所  往路  復路  標高
奥越少年自然の家P 7:50 13:20 610m
広域農道出合い 9:15 12:00 880m
杓子岳 11:15 11:40 1451m



①今日は登頂が目標でなくリハビリ山行を目的とする。
②同じけがをくりかえさない。(山の会と家族のことをおもんばかる)
ことを念頭に軽度の捻挫で山に来ることができたことが幸いと思って自重した山行をこころがけた。

   
 今年は雪が多くこのあたり標高600mで0.8~1ありそうだ。  足が痛むなら帰路は谷でなく登山道と広域林道を使用するのも手だ。
    
 おおすごい、尾根が完全に雪に埋まっています。  余裕で林間をハイクできそうです。
   
 尾根より堰堤と宿谷川を望む。  いつもはここで渡渉するのですが、かろうじて右岸を通過できそうです。
   
 広々とした谷筋をあがります。  滝場を過ぎると谷がせまくなります。目前に広域林道です。
   
 広範な台地上を進みます。  標高1200mくらいからガスがかかります。寒気がおおっているようです。
   
 少しずつガスがあがったころ杓子岳稜線が見えてきました。湿雪・新雪10㎝くらいでシールがよく効きます。  杓子岳山頂。青空が見え始めました。
   
 保月山がピリッと立っています。下界は晴れ模様ですが、  翻って経ヶ岳方面の上部は雲がかかっています。帰りの滑りがままならぬことを考えると決断です。本日の目的は・・・まずは安全に滑ることです。
   
 小回りは膝が怖くてできません。大きくターンと斜滑降です。  急な斜面のウェーデルンは控えます。
   
 台地上の緩斜面になって中回りをゆったりいれてみました。  緩斜面が広範囲に広がり奥美濃日照岳とはまったく森林の様相が異なります。
   
 ゆっくりスピードでターン。  広域林道以下は狭くてターンを入れるので膝に負担がかかります。
   
谷割れが活発です。   自然の家へ続く林道からの1枚、あの山頂からゆっくり滑ってきました。
   
 自然の家付近からの全容。  先ずは安全に下山できよかった。





越前甲(えちぜんかぶと)

・2017年4月3日 晴れ後曇り
・メンバー:四方山
・行程

場所 標高m 往路 復路
八反滝前駐車地 560 8:15 13:35
周回基点鞍部 985 9:20 13:30
山頂 1319 10:45 ・ 
ドロップ地点  1290 11:00  11:20 
谷合流点(登り返し) 870  ・  11:50
岩壁前台地(昼食)   750   12:50/13:20 
林道 650 ・   13:25



   
早朝、有り余る快晴に停車して撮影、右が本日めざす越前甲。すばらしい。   山に取り付く高さまで林道では入れました。取り付き地点が工事中です。
   
 取り付き地点。雪は多い。 取り付き地点付近の林道工事中です。1週前から始めたそうです。
   
 岩壁前を気持ち良く進む。本当に午後からにわか雨が降るの?  トラバース。昨日以降のデブリもあるので要注意。
   
 山頂方面。↓あたりがドロップ地点。  昨年、悪天候でこの付近で退いたので、わくわく行きます。
   
まさに寒気がきて、標高の高いこの付近で雲がわいていると言う様子です。風もあります。  山頂、朝の陽射しはなく寒いです。そのため雪質は表面が少しとけ、堅めで良いところです。
   
 正面に大日岳、左端のピークがドロップ地点予定です。  ドロップ地点からの越前甲と四方山。
   
 面ツル斜面が待ってます。  1分でこんなに滑ってしまします。
   
 左の方を滑りました。  一滑りして振り返る。
   
入り込む谷が見えてきましたが、まだまだゲレンデのような斜面。   曇っている分気温が上がらず、とても良いきめ細かざらめ雪質。
   
 いよいよ谷部に入ります。矢印が登り返し尾根だと思います。  まずまずの広さ。しかし右膝に過度のねじれがないように大きなターンで滑ります。
   
 1箇所のみ小さなデブリがありました。この下は滝部です。  滝部を横切るとまた広い斜面が出てきて前半滑降終了です。
   
 シールを付けて谷部から右岸尾根に乗りあげます。正面尾根は登りのルートです。  岩壁前の広大なゲレンデのような雪原。
   
 ゲレンデ雪原南端で昼食です。後30分後には雨が降り始めました。  林道に至るまでの最後の悪あがきといったところです。




三方岩岳

・2017年4月16日 晴れ時々曇り
・メンバー:四方山
・行程

場所 標高m 往路 復路
馬狩料金所P 782 8:00 14:15
スーパー林道ヘアピン 1173 9:10
尾根上1471m 1471 10:30
三方岩岳 1736 11:40/12:00
白谷左俣ドロップ地点 1733 13:00 13:15



   
 馬狩料金所Pより白谷左俣(下降矢印)と馬狩荘子山(右上)と経路(赤)  夏道より尾根に乗りあげました。雪は表面融けています。
 尾根上1471mから1586mピークとその左山頂。先行者が6人3パーティーいました。  2つのピークを一つの山とすると三方(東南北)が岩壁なのでこの名前がついたのでしょう。
   
山頂北面は なだらかな斜面です。  これがピークです。ピーク東面は切れ落ちて危ない。
   
 山頂からの北方面、展望台ピークと笈岳(おいずるだけ):左と大笠山です。  山頂の小休止を経て南へ縦走。三方岩岳(左)と登りに使った尾根と1586mピークが続く。背後は富山の人形山かな。
   
 三方岩岳(写真右)とドロップ地点の中間地点で振り返ってみました。尾根上は雪庇が危ないので尾根上の西面を進みました。後ろから歩きの二人パーティーが来ます。白谷右俣源頭部。  野谷荘子山よりシュプールを描く滋賀県のたきじろうさんらのグループです。やはり野谷荘子山も美しい。
   
 ビバ(ばんざい)、白谷左俣。ドロップポイント到着です。↓がPです。雪質は春の安定ザラメ極上雪です。欲張りはけがのもとです。4週経過しても膝靱帯は完治していません。  ああ気持ちよか。
   
 もう一滑り、まだまだ快適です。白谷左俣源頭部はすばらしいに尽きます。  目だったデブリはこの箇所くらいでした。
   
 谷が狭くなっていきます。  右俣との合流地点です。右俣からの滝部水流が見えます。
   
 雪が多いため石を踏むことはありませんでした。上部からの落雪に気をつけスムーズに通過しましょう。  スキー板を気にしなければ谷の全面滑降可能です。
 
狭い部分から解放されると後半の斜度の緩い広い谷にかわります。   ゆったりと滑ってきます。振り返ると戦国武将の居城かと思った。
 
 最初の写真にも写る堰堤です。次の堰堤で雪が1箇所切れスキーを脱ぎます  駐車地が見えて記念撮影。ギヤよ、ありがとう。