2013 山行報告

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国見岳銀杏峯志目木谷(げなんぽう)、涌谷山(わくたにやま)、野伏ヶ岳(のぶせがたけ),大長山、日照岳、銀杏峯子葉谷、乗鞍大日岳、

三方崩山(さんぽうくずれやま),白山湯ノ谷川



白山湯ノ谷川

・2013年4月29日 晴れ

・メンバー:奥泊君、四方山

・行程


場所
往路 帰路 標高m
市ノ瀬P 4:00 17:30 830
別当出合 5:50 1273
甚之助ヒュッテ 8:40 1967
室堂センター 10:50/11:15 2450
御前峰 12:15 2702
湯ノ谷川登り返し 14:20/14:40 1914 
白山釈迦岳  14:20  2060 
丸岡谷〜尾根へ  15:20  1725 
スキー脱  15:20  1355 
釈迦岳登山口 16:00   ・ 1139 


   
 やはり、板はなし、いたしかたない、恐る恐るわたる。  私は背が低いため、リーチは短し、手を伸ばすと伸びきってしまう。
   
雪はとても多い、橋を渡ったら即あるほど、壺足で高度を稼ぎます。   甚ノ助ヒュッテはほぼ雪の下です。
   
 エコーラインを登る。雪が締まってクトーがしっかりきく。後ろは大長山。  弥陀ヶ原から別山です。
   
 室堂には大勢の人です。  ツアーのように連なるので気合いがはいります。
   
 意外にするりと山頂へ。四方山と奥迫君。  ルート忘れで御前峰へ登ってしまったので正面の大汝峰はパスです。
   
 大汝峰を南から回り込んで西面にきました。準備は整いました。  大雪原を自在に、新雪に入っていきます。
   
 滑っても滑っても尽きることはありません。  自分のシュプールをみて満足。
   
 新雪をかぶった湯ノ谷川へ。  奥迫君、山スキー2年目にして湯ノ谷はご馳走すぎない?
   
 後ろから石川県のパーティーがやってきました。  トレースは昨日のYAMADAさんらのもありました。
   
 滑降ラインは素敵です。  白山釈迦岳へ向かう。
   
 釈迦岳山頂の四方山、ブロードピーク板は新雪、悪雪と快調です。  第2ステージ丸岡谷源頭部急斜面を滑る。
   
 釈迦岳山頂が左に見えています。  中間部は雪が緩んできました
   
 滝に注意、大きな穴になっています。近寄らないように。  標高1725m付近から尾根に戻ります。
   
 ブナ林滑降、ルートとりは時折GPSでチェック。  先週チューンナップに出したので潔く担ぎましょう。
   
 林道が埋まっています。GWにこんなにあるのははじめてです。  第2の難所を越えて帰路につきます。この後も林道を雪を拾って滑りました。













三方崩山

・2013年4月14日 晴れ

・メンバー:山ごろ氏、奥迫氏、四方山

・行程


場所
往路 帰路 標高m
林道785mP 6:30 15:30 785
鞍部 11:15 2023
三方崩山山頂 11:40 14:15 2059


 
 美濃市を2時集合大白川ゲート4時出発の11人の大イベントの白山東面台地であったが、林道の除雪なく、通過の危険や困難さから当日での白山登頂は困難とみて三方崩山に転進を決定した。また白山組は取り付き地点に3時間半要したとのことである。

   
 いよいよ仕切り直し。GPSにポイントを入れ直して準備完了。担ぎは短そう。前々日の新雪雪崩の少ないことを願います。  10分もすれば雪は十分です。表面は締まりそのまま進みます。山スキー一直線?。
   
 最も急傾斜地帯。表面が平坦に見えるがデブリが融けている。  3時間過ぎると斜度が緩くなり一安心。
   
 出発から4時間、ここで簡単に稜線に出られると思っていたが、壁に阻まれる。  まずは右手(東方面から稜線に乗り上げようとするが)に移動後、振り返る。
   
 稜線には出るものの、ナイフリッジ、山ごろさんがもう少し東へ偵察に行くが同じこと。  また西に戻ってルート工作をする。
   
 山頂です。後ろに奥三方山が見えます。  往路の難所(ルート工作地点)ですが、スキーは下りに強いため通過できました。
   
 雪庇下はやはり慎重になります。皆で見守ってから出発です。  今日のメインイベント、標高差1200mの大滑降の始まりです。10pの新雪湿雪です。(奥迫君)
   
 唯一、デブリが出ていない稜線直下を行く山ごろ氏。  デブリは昨日のものですが、軟らかいのでスキーが走ります。
   
 ここから中間部の急斜面旧デブリ地帯に突入です。林道まで見通せます。  あにはからんや、旧デブリは表面が融けて操作がしやすい雪質と化していました。
   小石がデブリに隠れていてかなりソールがやられチューンに出すことになりました。しかし標高差1200mの一直線の大滑降はそれ以上の価値があったと思えます。




乗鞍大日岳

・2013年3月30日 晴れ

・メンバー:山ごろ氏、四方山

・行程


場所
往路 帰路 標高m
野麦集落上P 6:45 16:40 1380
岳谷右岸尾根麓地点 8:15 15:40 1662
(迷いやすい)屈曲点 9:00 15:20 1862
森林限界 10:45 14:20/50 2358
大日岳取り付き地点 12:15 14:20 2853
大日岳 13:10 13:50 3014


   
駐車地点からは雪なしで歩くこと20分。   かなたに本日の目的地、大日岳。
   
 スキー装着後、颯爽と旧登山道を行く。  御岳バックに山ごろさん。1700m地点。
   
 岳谷滝下部樹林帯をいく。雪面はカリカリ状態。  岳谷滝上部樹林帯をいく。表面が融けて歩きやすくなった。
   
 2350mで森林限界。標識赤布をつけて気合い?を入れる山ごろさん。  振り返れば中央アルプスもみえる。
   
 近づく大日岳(左)と剣ヶ峰。あのプラトー(高原)までが長い。  あと200mで山頂、私は靴アイゼン装着、山ごろさんはクトー装着。
   
山頂直下をいく。(中央左)   体があおられる強風です。大日岳山頂の四方山。
   
 山頂からの大滑降。  大斜面はどこでもOK.
   
 プラトー付近から大日岳とスキーヤー。  プラトーを撮影しながら滑る山ごろ氏。
   
 一段下の大雪(氷)原は続きます。  森林限界(茶色はダケカンバ、みどりはオオシラビソ)2350mをめざします。
   
 岳谷滝上部のオオシラビソのスラローム。表面がうっすら融けて操作抜群の雪質です。  迷いやすい屈曲点下部は陽当たり悪くカリカリ部分もありますが、緩斜面でもスキーがよく走りおもしろい。
   
 岳谷右岸尾根麓地点です。木々はシラカンバに変わりました。これで一安心。  林道にて潔くスキーを担ぎます。
   
駐車地点から望む大日岳と滑降コース。   山ごろ氏撮影:大日岳山頂到着と剣ヶ峰。


銀杏峯子葉谷

・2013年3月24日 曇り時々晴れ

・メンバー:四方山

・行程


場所
往路 帰路 標高m
いこいの森P 8:00 13:30 470
名松登山口        8:30 630
前山 10:00 1150
銀杏峯山頂 11:30 12:15 1440
子葉谷登山口 12:40 760

 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   




日照岳

・2013年3月20日 曇り

・メンバー:四方山

・行程


場所
往路 帰路 標高m
R156駐車地点 9:15 14:10 778
稜線1175m 10:15 1175
ジャンクションピーク1504m 11:30 1549
山頂 12:30  13:10 1751



   
 雪が多くてゲレンデが広く見えます。1160mの稜線をめざす基点。  ジャンクションピークまで標高差約350m。
   
トレースが残っています。   ジャンクションピーク手前は急登なためジグを切ります。
   
 ビュースポットです。栗ヶ岳が後方右に見えます。  稜線歩きは本当に楽しい。正面が山頂です。締まっているのでペースが速いです。
   
 山頂です。  山頂から往路を振り返る。左端がジャンクションピークです。
   
 雪庇が出ているので要注意ですがクラックはありません。  気持ちよい稜線をすべっていきます。ザラメになっていないので良く滑ります。
   
急斜面スラロームですが残念ながら写真にするとシュプールは殆どみえません。   1175m稜線下の最後のお楽しみステージ。操作しやすい雪質は笑いが止まりません。
   斜度があるため、あっという間の滑降でしたが、とても充実感がありました。道路は雨で光っています。

 昨日は仕事で疲れ気味、ゆっくり出発でも当山ならアプローチも短くてすむ。この数年行っていないこともあり、トライした。積雪多くて例年以上にブッシュが少なく滑りやすかった。天候が安定せず昼食は短時間で切り上げたがこれまた正解。滑降後半は気にならない小降りになったが車につくと本降りになってきた。ラッキーであった。


大長山(おおちょうさん)

・2013年3月17日 晴れ

・メンバー:牛丸、畑佐、後藤、加藤、山ごろ氏、奥迫、四方山

・行程


場所
往路 帰路 標高m
小原集落 6:45 14:50 500
板谷の頭 10:00 1318
鉢伏山 11:00 1549
大長山 12:00  1671
 スノーブリッジ 13:30   988 
 林道出合い 13:45   1000 


   
 小原集落内出発です。人気は少しです。  尾根に乗り上げるまで急斜面あり、ブッシュありで多少は苦労します。
   
 ようやく尾根歩き。  正面に板谷の頭を仰ぎ見ます。
   
 板谷の頭から経路(左へ続く尾根)を振り返る  東に大きな鉢伏山、これから向かう山だ。
   
 鉢伏山から大長山へ向かう鞍部に滑り込む山ごろ氏。  大長山山頂。
   
 山頂からみる赤兎山。  山頂からの大滑降(牛丸氏)
   
 源頭部へ吸い込まれるように入っていきます。  山頂からの滝波川源頭部への滑り込み(山あっとらんだむさん撮影)
   
 デブリ手前での集合写真。  ゴルジュ地帯を気持ちよく抜けていく後藤さん。
   
 合流地点カラ谷割れが始まっています。  右岸を丁寧に滑っていきます。
   
 台地状の右岸を滑ってから渡渉を覚悟していましたが・・・・。  スノブリが、かかっていてラッキーでした。
   
 林道に出て充実感で笑顔がほころびます。  積雪は2mほどあります。
   林道は一部切れるほど雪融けが早いです。

 念願のこのルートができてみんなに感謝です。この日かその前の週でないとこのルートは条件が一気に厳しくなったでしょう。新雪では林道はすべってくれないし、山頂からの滑降は危険です。かといって遅くなると林道が切れたり朝のスキー担ぎが長引きます。いこいの森から入れば雪の条件は良くなるでしょうが車の回収がちとたいへん。そんなわけで大成功でした。期間限定のビックな計画を提案してくれた畑佐さん、牛丸さん感謝です。

野伏ヶ岳(詫摩さん追悼登山)

・2013年3月3日 晴れ

・メンバー:牛丸、畑佐家、小野、後藤、磯谷、西部、山ごろ氏、新保、奥迫、四方山

・行程


場所
往路 帰路 標高m
白山中居神社 8:00 14:00 700
ダイレクト尾根基部(追悼式) 10:00〜20 1040
山頂 12:00 13:20 1674
中央ルンゼ下部(昼食)  12:20  12:50   1245



   
 天候に恵まれなじみ深い野伏へ出発。  脛ラッセルです。
   
 ダイレクト尾根最短コースです。(岐阜ケルン開拓?)  詫摩さんへの献花とお供えです。
   
 追悼式では一人一人思い出とお別れの言葉を述べました。  アイスバーンの上に新雪があり慎重に登ります。
   
ツアーの団体さんもみえています。   山頂に向かう磯谷さん。
   
 中央のルンゼを滑ります。結構荒れていますな。  正面が中央のルンゼ。
   左の写真提供:山ごろ氏
 和田山牧場跡では福井のYAMADAさんらと記念撮影をしました。  


2012年4月までいっしょに山スキーをともにしていた詫摩さんが天に召された。20余年私が岐阜ケルン山岳会に入ったころから山スキーをいっしょに楽しんできた。数々の思い出がある。穴毛谷〜杓子岳の山スキー、荒島岳橋架谷滑降、高鷲SPができる以前の大日ヶ岳、経ヶ岳・・・。思い出の山行ありがとう。天から私たちの山の安全を見守ってください。天上で安らかにお過ごしください。

涌谷山(わくたにやま)

・2013年2月23日 曇り時々晴れ、雪

・メンバー:四方山

・行程


場所
往路 帰路 標高m
旧遊らんど駐車場 10:15 14:20 280
丁子山 12:15 1012
涌谷山 12:30 13:20 1094


   
 湖北では猛吹雪であったのが岐阜奥美濃では青空に。これほどの変化にびっくりする。  10:30出発である。地図がないため、GPSにポイントを記録後出発する。めざす頂上は正面の峰(丁子山)の奥にあります。
   
 きれいな尾根、滑りも楽しみです。スノーシュー2人組に追いつきましたが、膝下ラッセルでは厳しいようです。  スキーパーティー2人が先行している。トレースはくるぶしから膝ラッセルになっているが,ありがたく使わさせていただく。
   
 丁子山(ちょうしやま)からみる湧谷山前座、すごいヤブに見えますが、尾根部は疎林です。 山頂から登路を振り返る。右端に丁子山と中央に湧谷山の前座。積雪は220pです。
   
 スキーパーティーには会えませんでした。膝ラッセル感謝です。南には今度行きたい金糞岳です。立派です。   北にカメラを構えると蕎麦粒山(そむぎやま)が鎮座します。
   
西には遠方に横山岳その手前に土蔵岳です。土蔵には本日1パーティー取り付いていました。   丁子山からの滑降、粉雪とはいきませんが十分な新雪湿雪で操作は楽ちんです。
   
下部になって多少は重くなりましたが,スキートップが浮き上がり、今年ラストの新雪滑降となるかもしれません。   また雪が降り始めました。山では14時は天候が傾く時間ですね。
   
 朝、路面を覆っていた雪は融けていました。  


銀杏峯志目木谷(げなんぽう)

・2013年2月17日 曇り時々晴れ

・メンバー:四方山、畑佐、牛丸、小野、後藤、磯谷、西部、山ごろ氏

・行程


場所
往路 帰路 標高m
水車小屋前380mP 7:15 13:00 390
尾根取り付き        8:15 590
稜線 10:10 1270
銀杏峯山頂 11:00 11:45 1440
右俣出合い 12:10 790

   
 水車小屋前の駐車地点は私たちのパーティーのみでした。  林道を快適にあがります。
   
 大野盆地は雲海の下にあります。  霧氷とおのちゃん、磯谷さんそして大野市街。
   
 稜線へ出ました。中央奥が銀杏峯山頂です。アイスバーンで難儀をしているようです。(黒3人)  いよいよ山頂です。
   
 山頂で山ごろ氏(左)と四方山。  山頂南斜面は風はなく、ランチタイムです。
   
 お楽しみ、山頂からの急斜面滑降。  畑佐氏、雪を舞あげての滑降。
   
 中間部、磯谷氏(左)と後藤氏が勢いよく先行します。  右俣との出合いまで,30分の大滑降を楽しみました。
   
 珍しく,右岸から左岸への渡渉がありました。  実はもう少し下流でつながっていました。一度雨で法面の雪が流れると沢は埋まりそうです。
   
 林道一直線。  水車小屋到着フィナーレのおのちゃん。陽が射し始めましたが雪質は殆どかわっっていません
   <秘宝写真>銀様(ようこそ銀杏峰へのHPの主)より山頂からの滑降にはいる我々の写真をいただきました。


国見岳(くにみだけ)

・2013年2月3日 晴れ時々曇り

・メンバー:四方山

・行程

場所 往路 帰路 標高m
林道P地点 7:40 12:50 400
台地上 8:40 600
県境稜線 10:15  11:50 1050 
国見岳 10:40 11:40 1126

   
 少し登ってからP地点を振り返る。地図にはないが沢沿いに道がある。  少し開けるが日当たりは積雪15pほどで土がみえる。果たして行けるのか?
   
 が〜ん。沢が狭くなっている。右の木の上部を登り越す。  標高500m付近からは疎林のゲレンデにかわる。
   
同地点で振り返ってみるといいコースではありませんか。左に鎗ガ先山(960m)  雪が少なくても雪だるま、デブリは少しあります。
   
 稜線手前、積雪は何と85pしかありません。雪庇も小さいです。  稜線に出て南方に大禿山(おおはげやま)そして右奥に伊吹山が重厚にみえます。
   
 右端の谷部に沿って登ってきました。  山頂です。マニアックの山なので訪問者は他にはいませんでした。積雪120pでした。
   
 鞍部滑り出しです。雪が緩んでいたかと思うとアイスバーンで操作不能になることしばしばです。難しい雪質ですが、これも醍醐味です。  振り返るとこんな具合です。疎林のため、雪が少なくてもヤブで困るという印象はありません。
   
 水流が出始めましたが,雪も水が少ないのでそのまま河原へおりても歩けそうです。  河原を歩くのは・・・・。左岸をで壺足になって乗り越しました。
   揖斐川町春日中心部から全容がみえ、感慨深く何度も眺めました。

 前日の土曜日、揖斐高原日坂スキー場が160p積雪とあってこれは行けると確信したが、春日集落はおそろしいほど寡雪であった。中山集落からも林道に雪がなく標高400mまで車であがって拍子抜けしてしまった。この状態なら積雪60〜100pと表示されるくらいと推測した。とにかく前日の雨と寒気が入り込むため氷化はあっても、雪崩は起きにくいので安心材料か。いざゆかん。