2008年 bQ 2008山行報告へ
金山岩、銀杏峯志目木谷、経ヶ岳、越前甲、雷倉、部子山
金山岩 2532m 飛騨市
・2008年3月2日 晴れ
・日程 : 平湯温泉スキー場P 1300m 8:20/15:45
リフトトップ 1792m 11:40 (リフト利用)
金山岩山頂 2532m 12:30
旧国道出合い 1600m 14:15/14:45(昼食)
平湯温泉スキー脱 1280m 15:20
・メンバー:おのちゃん、はたさん、森
・GPSトラック
@ゲレンデトップからの登高、寒い。 | A山頂直下、アイゼンを装着した。 |
B直下を登るパーティー。 | C山頂で強風を避けて待つはたさん。 |
D西には四つ岳の勇姿がそびえる。 | Eおのちゃん。 |
F腿まで埋まる新雪滑降:森 | Gおどけてみせるはたさん。 |
H3mはある積雪、旧国道にて。 | I振り返ると金山岩が。藪が濃いな〜。 |
J下部でも新雪が20〜30pあるとスキーが滑らず、全4パーティーがぬきつ、ぬかれつ、フィニッシュは8人仲よく集結した。 |
銀杏峯 志目木谷 1440.7m 福井県大野市
・2008年3月9日 晴れ
・日程 : 宝慶寺水車小屋P 390m 7:00
尾根取り付き 590m 8:00
稜線 1270m 10:00
銀杏峯山頂 1440m 11:00/11:45
志目木谷谷割れ右岸へ 900m 12:12
志目木谷出合い台地 790m 12:30
徒渉地点 1280m 700m 12:45
宝慶寺水車小屋P 390m 13:00
・メンバー:山ごろ氏、森
・GPSトラック
@水車小屋で1mほどの堅雪の積雪がある。 | A稜線直下を快適に登る。大野市が美しい。 |
B銀杏峯をめざして稜線を行くこと1時間。 | C山頂ではうれしくなりこんなポーズを。 |
D滑降予定の志目木谷、中央部の白い台地をめざします。 | E山頂からのなが〜いゲレンデです。 |
F滑っても滑ってもパック雪は快適、快適クルーズです。 | G後半部分は斜度が緩やかになりざらめっぽくなりました。 |
H谷割れが出始めるので台地に向かって右岸を行きます。 | I台地から見た滑降コース。中央最右が出発点です。 |
J台地から東へ滑り込んで対岸へ渡ります。GPSで青線が切れた箇所がここです。 |
今季最高のスキークルーズができた。この期を逃すとこの界隈の沢はかなり谷割れが出ると予想した。実際この日以降は格段に気温が上昇した。
さて尾根取り付きは、これまでで最も雪が多かったくらいである。5〜10センチ程度新雪に沈む中、快調に稜線へ突き上げる。まだ冬帽が稜線上は必要である。頂上は私たちを含めて4パーティ12人ほどいる。さて滑降は広い志目木谷である。雪質は柔らかいパック雪で、あたかも新雪滑降に近い。浮き上がる感覚を楽しみながら、標高差500mを一気に滑り下りた。台地をめざし谷芯の割れを避け右岸を行く。写真Iから振り返る銀杏峯はシュプールが刻まれ充実感に包まれた。
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経ヶ岳 1625m 福井県大野市
・2008年3月16日 曇り
・日程 : 自然の家P 601m 7:00/13:30
徒渉 700m 7:30
林道出合い 873m 8:00/13:00
杓子岳 1451m 10:00/12:30
山頂 1625m 11:00/11:30
・メンバー:おのちゃん、はたさん、牛丸氏、山ごろ氏、遊び大好き人間、森
・GPSトラック
@宿谷川林道から振り返ると銀杏峯と部子山がみえる。 | A例年より1〜2週早く来た。雪は多いが融けるのも早い今シーズンである。4月第1週にに来た年はここも徒渉した。 |
B正面汚れたデブリから滝をまくが、これまでで一番雪が多く問題なく通過。 | C杓子岳への登り、雪がゆるんでいたため楽に登れた。カリカリ で緊張していたのは前回。 |
Dこの景色は急斜面を登ったごほうび?杓子岳より撮影。 | E経ヶ岳山頂にて、左に荒島岳、右に部子山が見えます。 |
F山頂より北面滑降後、尾根にもどると落とし穴が待っている、くわばらくわばら。 | G経ヶ岳全容です。例年より雪融け、デブリがたくさん出ています。杓子岳へもどる稜線から望む。このときYAMADA氏は山頂。 |
H杓子岳への稜線を行く牛丸氏。 | I杓子岳からの急斜面滑降の「遊び大好き人間氏」 かっこいい |
J林道から宿谷川に下りる場面。 | K徒渉はこの1回ですみました。毎回ここ最終堰堤上で徒渉はありますが水量が少なくて簡単です。 |
やはり経ヶ岳は登りがい、滑りがいがある。景色がよい。スリルもある。
さて、経ヶ岳は谷滑りがあるので、時期を逃すことができない。新雪深雪だと経ヶ岳からの雪崩の危険、さらに杓子岳からのブナ林広大斜面が直滑降になりかねない。そんなわけでこの日を選んだが、後でYAMADA氏とニヤミスでびっくりであった。そして時期を同じくして計画できたことが、うれしかった。仲間からは谷はもう雪はないやろうと計画段階から揶揄されていた。
林道からして雪はこれまで以上にある。特に宿谷川高巻きで思った。しかし谷割れも例年以上に激しい。来週は難しいと思われる箇所があった。林道から上は広大ブナ斜面快適である。また惜しいことに経ヶ岳が急斜面ではデブリを発生しており、雪が割れて土ややぶが出ており、あの純白さは、今回見られなかったのが残念である。しかし山頂からの滑降ではこれまで氷化して滑らなかった北面を自在に滑ることができすばらしかった。また杓子岳からの広大ブナ斜面もノートレースを探して高速ターンで滑降することができ大満足であった。
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越前甲 えちぜんかぶと 1319m 福井県勝山市
・2008年3月23日 曇り
・日程 : 横倉 神社P 418m 7:30/11:40
登山口 682m 8:30/11:30
枝尾根稜線 910m 9:10/11:22
主稜線 985m 9:30/11:20
山頂 1310m 10:30/11:10
・メンバー:はたさん、牛丸氏、森
・GPSトラック
1319mという平凡な標高ではあるが、立派な山容は伊吹山を彷彿させてくれる。山頂は中央右。勝山市近郊から見る越前甲。
@林道(国道)は、積雪が日陰で80pくらい、日当たりで〜50pといったところです。林道は1ヶ所切れていました。 | A八反滝:滝といえば奥深い山の中というイメージですが、国道からすぐです。 |
B夏道登山口から15分上がると岩壁(左)と平坦地です。 | C岩壁前に立ちはだかる?牛丸氏 |
D白山や護摩堂山をバックに稜線を行く。 | E山頂にたつ、はたさん。 |
F山頂にて森、大日山(1368m)をバックに撮影 | G山頂から滑降する第一ステージ。 |
H第一ステージの佳境、主稜線北斜面。 | A第2ステージ枝尾根稜線から岩壁前へ滑り込む。 |
B第3ステージは林道から国道へ。ちょっと緩斜面。 | C駐車場は神社のすぐ上です。 |
念願の越前甲を行くことができてとても満足であった。標高が今ひとつで、銀杏峯や経ヶ岳にかくれて行きそびれていた。、そして石川県境という岐阜市より遠いイメージもあった。しかし、山あっとらんだむさんの3月12日の記録を見て、やはりいい山だと確信、雪もまだあるとわかり好機を逃すわけにはいかない。雪はかなり汚れて減ってきたけど、滑るには十分だ。けっして高い標高ではないが、後2週は滑られると思う。
ゆったりした林道歩き、岩壁前の平坦地、急な尾根登りと変化がいっぱい、時間を忘れて登ることができた。また滑降も第1〜第3ステージまで雪質、斜度、景色と楽しめ、内容が濃い山スキーとなった。ちなみに他のパーティに会わない静かな山であった。
雷倉 (かみなりくら) 1160m 岐阜県本巣市根尾
・2008年3月29日 曇り後雪
・日程 : 八谷集落P 220m 10:00/15:40
尾根末端 284m 10:15
林道出合い 890m 11:50/14:10
稜線 1160m 12:50/13:20
山頂 1178m 13:00/13:10
・メンバー:森
・GPSトラック
@八谷集落から望む雷倉稜線(左端) | A尾根取り付きまで小道、前来たときはここで蛭を外しました。 |
B標高400m付近の杉植林地です。 | C標高800m付近は落葉樹林帯で曇天の割りには明るい様相です。しかし雪が降りはじめました。 |
D林道出合いです。雪が止みいざ出発です。 | E稜線まではもう一踏ん張りです。しかし雪に壺足が吸い込まれピッチがあがりません。わかんがほしいな。 |
F稜線への最後の急登です。 | G赤布をつけ、南に稜線を進みます。くるぶしまで沈みます。 |
H稜線を10分歩いて一番の高みが山頂でした。視界は今ひとつですが至福の時間です。 | I稜線上は見事に雪がつながっています。これだけ寒いのですが、やはり時々ずぼっと足が取られるので気をつけて歩きました。 |
J標高1050m付近で見通しが良くなりました。右下に見える白い建物はうすずみ温泉です。ここで昼食です。(13:30) | Kうすずみ温泉から遠望する雷倉、山頂は中央左です。昼食所は中央右の稜線から手前に100m下ったところでした。 |
部子山 へこさん 1464m 大野市
・2008年4月5日 晴れ
・日程 : 小葉谷登山口P 752m 11:15/16:00
林道 945m 12:00/15:30
稜線 1307m 13:00/15:00
部子山山頂 1464m 14:00/14:30
・メンバー:森
・GPSトラック
大野市から望む部子山(中央)、林道が横切っている尾根を登ったと思われる。
@子葉谷登山口駐車場は右上のところです。 | A標高900m付近でも2mちかくの積雪です。 |
Bモグラのたたきの穴のような自然の造形です。 | C振り返ると2週前お世話になった越前甲が構えています。 |
D登った尾根がきれいに見える。林道はどこまで伸びるやら。 | E稜線から尾根を下る登山者。春の霞がかかっている。 |
F部子山山頂まであと標高100m。 | G奥に荒島岳、左が銀杏峯です。 |
Hまずまず快適な山頂からの滑降。 | I表層が流れる重い春の雪です。 |
Jおっと〜。標高945m地点の林道では除雪をしているではありませんか。 | Kフィナーレに快適滑降のおあつらえ向き斜面です。 |
前日の土曜日まで花房山のハイクと決めていたが、土曜日深夜、山あったらんだむさんのHPをみて部子山の雪の多さに驚いた。そして山スキーが十分可能とは。前夜、寝られなかったのは行き先が得心できなかったからだ。私に中で福井県の山スキーは雪が少なくなって難しいだろうとよんでいた。しかしその推測は見事に外れた。林道の除雪が雪山へのアプローチを簡単にしてくれるのだ。その条件にかなうのが部子山であったのだ。ハイクのつもりで7時起床したが、悶々として悩んだ末、部子山山スキーに決心。急きょ山スキーの準備、大野市まで2時間で11時に登り始めればよいともくろみ、岐阜を8:45分に出発する。高速で出発する。実際は125キロ、2時間半かかってしまった。。
そして驚いたことにこのコースは2004年3月21日に養魚場から岐阜ケルンの詫間氏と山ごろ氏で上がってきている。そして900m付近のクラスト急斜面に辟易した思い出がある。しかし当時に比べると登高技術が上がり、それほど苦にせず登り上げることができた。雪がゆるんで滑落の危険が少ないことも登りやすかった理由の一つである。またその時は、上部の斜面にびびり靴アイゼンを装着した記憶もある。いずれも山行後地図を眺めていてわかったのであるが。それにしてもよくぞ下から登ったものだ。当時はインターネットといえども我が家は電話回線だった時代で、情報はYAMADA氏の記録本を参考に計画したものであった。