2007山行報告へ

2007年山スキー

水後山、猿ヶ馬場山御前岳北方1818m峰四つ岳(2391mまで)野谷莊司山乗鞍岳白山


水後山 すいごさん  1558m   岐阜県郡上市

・2007年3月9日  晴れ
・日程 : ウイングヒルズゲレンデトップ1340m  7:30
      水後山山頂           1558m  9:15/9:45
      水後川上部林道付近     1270m 10:15    
      尾根上              1320m 10:50
      谷部                1200m 11:45
      ゲレンデ             1240m 12:05      

・メンバー:森

@ゲレンデトップから振り返る、毘沙門岳。 A正面奥が、めざす水後山。
B登ってきた尾根を背景に。新雪50センチ。 Cやぶ山水後山。
D山頂より北方1666m峰と大日岳 E水後山から南西斜面のクラストに滑り込む。
Fやぶは濃いがまだまだ滑られる。 G1300m付近に林道が見え核心部は終了。
H膝ラッセルの尾根への登りで振り返る水後山。 I尾根から南斜面を標高差120m滑降する。
Jおっと谷が割れている。 K上流へ20m行くとつながっているところを発見。
L次の枝沢は埋まっていて良かった。 Mスキー場にでてほっとする。
N水後山と越えてきたやぶ尾根を振り返る。


 さて今日は13時までに家へ戻らなくてはならない。そんなわけで探した山が水後山。ハイクでは登ったことがあるが山スキーでは初である。YAMADA氏や我が岐阜ケルンの牛丸さんは過去に水後川を詰めてスキー登高している。
 ところで数日前からの寒波で情報によると標高1300m付近でで40〜60センチの新雪と聞いていたので一般の山ではラッセルがきつく午前中に帰宅は不可能であろう。このような条件で山頂が踏むことができ、滑降もそこそこ楽しめないかと考えた。
 7:30のゴンドラを待って1340mのゲレンデトップから歩き始める。靴ラッセルでストックは60センチ沈む。しかし晴れの天候と行く先に水後山山頂が見えることはうれしい。1440mの尾根分岐から南西尾根に滑り込んでいこうと考えていた。ところが山頂近くに来ると南西斜面の水後川源流部は疎林であり、今日の行程の中ではスキーに最も適していそうである。休憩して決断する。2時間でゲレンデへもどることを考えて、1250mくらいまで下りトラバース気味に尾根に取り付き1300mの尾根に行き南の沢1150mまで下りゲレンデ1200mへもどる。標高差がそんなに大きくないため行けそうである。要はラッセルの程度であろう。
 第一ステージの滑降、残念ながら新雪は50mほどのみ。その後は、表面クラストの最中雪でガリガリ、バリバリ音を立ててスキーが走っていく。スキー板が勝手な方向に行かないように、両足に体重をバランス良くかけるように必死の滑降であった。斜面を終えると開け、前方に林道が見えた。クラスト最中(もなか)でスキーが滑らず、1270mでシール装着。地図上ではトラバースで無駄なく尾根に戻れそうであるが、実際は枝沢があってアップダウンがあるため適当な枝尾根で登る。ラッセルは靴〜膝ラッセルの深さである。1440mから派生している南西尾根1320mへ到着。谷を挟んで南にスキーヤーやボーダーの滑るゲレンデの尾根が見える。休憩後、第2ステージ南の谷部へ滑降。湿雪となり操作はたいへん楽になった。しかし写真のように谷割れがあってびっくり。思案した後、上流部へ行けばつながると予想して20mほどいくとお見事、1mの幅でつながっていた。そして南に進路をとるとゲレンデに到着。おおよそ予定通りの時間にもどることができた。しかし帰宅時間は1時間遅れてしまったが短い時間に充実した山行ができた。
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猿ヶ馬場山 さるがばばやま  1875m   岐阜県白川村

・2007年3月16日  曇り時々晴れ後雪
・日程 : 荻町河原公園P    510m  7:15/15:15
      神社裏          530m  7:30/15:00
      林道と小谷出合い@ 774m  8:20/14:30    
      林道と小谷出合いA1043m 9:15/14:20            
      帰雲山 東鞍部   1590m 11:30/13:20
      猿ヶ馬場山      1875m 12:50/13:15            

・メンバー:山ごろ氏、 森

@神社裏からのルートを山ごろ氏から教わる。 Aなるほど効率がよい登りである。
B樹氷ならぬ樹冠雪が美しい。 Cダイヤモンドダスト?も降ってくる。
D正面奥が猿ヶ馬場山である。 E帰雲山を巻く。
F標高差30mで頂上。 G「いろり」同人の皆さんとのひととき。
Hお疲れ様、山頂です、雪とガスに見舞われます。 I新雪を早速いただきます。
J自在にスキー操作ができる新雪はいいな〜。写真提供:山ごろ氏 K774mからの谷部も未知のコースでおもしろい。
L神社上の林道に出合って集落が見えます。 M今日もよく頑張ってくれたギヤ諸君です。


 楽しい愉快な猿ヶ馬場山行であった。ここ数日の寒波到来で雪崩の危険のない猿ヶ馬場山に決めた。
 さて、この山は1994年の13年前に行ったきりの山である。白川郷ロッジに宿泊、翌朝寒波の到来で小雪とガスの中を登り、やぶの中を滑り降りてさんざんの印象が残り、今ひとつの山であった。しかし今回のコースはなかなか快適であった。河原の公園に駐車後神社裏方面へ歩く。山ごろ氏によると最近はこれが一般的ルートということである。前回は2本西の尾根を登ったが今回のコースは直線的に1178m付近まで行くためまことに無駄がない。もう一つは先行者のラッセルでずいぶん楽をさせてもらった。そしてこの1178m南に回り込むルートはなかなかおもしろい。帰雲山あたりになると青空が見えとても気持ちよい。私たちの前に1,4,3人のパーティーと出合った。皆さん歩くのが速い。帰雲山、猿ヶ馬場山というだけあって○○岳と異なり山頂が丸いのである。歩きながらそう思った。山頂に着くとガスと小雪に見舞われ始め、昼食もそこそこに滑降準備にはいる。新雪パウダーは気持ちよい。あっという間に1043mの林道に着く。ここからの谷部も新雪湿り雪でまことにスキーおあつらえ向きである。  774mからも前日のシュプールがあり谷部にトライした。ここが全く狭い沢状であるが、スキーの特性が生きて振り子状に滑って堰堤上に飛び出すことができた。多様の地形や雪質を滑ることができた猿ヶ馬場山行であった。

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御前岳北方1818m峰  ごぜんだけほくほう(仮称)    岐阜県飛騨市

・2007年3月21日  晴
・日程 : 栗ヶ谷川養魚場P 753m  6:50/16:05
      802m谷出合い         7:20
      尾根上1499m         10:45/14:40    
      尾根上1620m        12:10           
      御前岳北方1818m峰    13:10/13:50
               
・メンバー:山ごろ氏、 森


@今日登る尾根が正面に見えます。 A徒渉後、台地上の尾根は集落があったようです。
B1499mまでは快適な尾根です。 Cスキーを脱いで登ることになる第1の難所です。写真提供:山ごろ氏
Dこの直後にヒドンシュルンドがあり苦労します。写真提供:山ごろ氏 E第2の難所、雪稜地帯です。
F1700m以上は穏やかな尾根にもどります。写真提供:山ごろ氏 G1818m山頂先週行った猿ヶ馬場をバックに、ふ〜っ。
H雪稜地帯、ここまでは階段下降。 I静かにスキーを滑らせます。
J第1の難所、中央付近で転倒、胸を打撲しました。 Kクラストを滑る山ごろさん。
L1000m付近はザラメの快適滑降です。 M切り開きの畑跡が美しい。
N養魚場にて旅は終了です。 もどる


 昨年、はげくら谷から栗ヶ岳へのぼった。西方にどっしり見えたのが御前岳、そして先週猿ヶ馬場山から間近に見えたのも御前岳。そんなわけで御前岳をめざしてみた。
 アプローチは河合村からの予定であったが清見村ICから道を間違え国道478号へ。小鳥川上流部で道を聞くとなんと栗が谷川まで入れるとのこと、今年は雪が少ないので通行可能との情報を得た。30分以上短縮して栗ヶ谷川養魚場につく。
 さて40センチほど積雪の中シール歩行後、徒渉してなだらかな尾根をめざす。1499mまではスムーズに。しかしその後、急斜面ヒドンシュルンドを含む難所@、やせ尾根Aが続き、大幅に時間を失う。とても御前岳へ行けるようなものではなく稜線1818mに到着。本日はここまで。昼食後出発、これがクラストの難しい雪、慎重に滑り、1600mの雪稜地帯へ。階段下降で安全第一
そしてもう一つの難所、ここは凍ったバーンの上に新雪が降った状態であり、注意が必要である。私は、転倒時胸を強打、1週間たった今も痛む。その後も尾根上を基本に滑ったが、もう少し早く沢に入り込めばもっと楽しめたと思う。養魚場の人に聞くと来年3月に河合村ICが開通とのことでした。
                                                   


四つ岳 2390mまで   岐阜県高山市

・2007年3月31日  曇り後雪
・日程 : 平湯キャンプ場P 1323m  6:50/16:20
      尾根上       1493m   7:50
      大滝川横断     1611m   9:00/15:30    
      台地上       1841m  10:20              
       〃         2289m  12:30
      森林限界      2390m  13:00  

・メンバー:山ごろ氏、 森


@平湯キャンプ場出発。 Aいきなり100m近くの急登に入る。
B大滝川横断です C目標物があまりない台地上です。
D標高2000m付近から疎林になります。 E2390m森林限界。カチコチ斜面となりました。
F慎重に滑り始めます。 Gクラスト上に新雪5センチほど積もっています。
H天気が悪化、雪が降ってきました。 もどる


 高山市が晴れで午後3時頃から雨とあり、松本方面は夕方6時頃より雨の予報から、なんとか行けるだろうと予想して決行した。
 しかしながら、到着後から重い鉛色の空、MLでメジャーとなった四つ岳も登山者は、我々のみで天候のため敬遠したかと考えた。ここまで来たら行くしかない、そんな気持ちで登り始める。しかし先週の胸の打撲からくる痛みは、左ストックをつくたびにズキッと襲ってくる。また珍しく新年度の仕事のことが脳裏をかすめ、今一つ集中力に欠けている。そして天候は回復しない。重い体を引きずって台地上を行くが、樹林帯の中は、これまた目印となる木が少ない。GPSでのポイントとりと、赤布付けで確認を急ぐ。そして森林限界2390mで表面はクラストでこれ以上はスキー滑降には難しいと判断して滑降準備。カリカリいいながら滑ってくる。一気に天気は崩れ始め、雪、みぞれ、雨の順で降ってくる。予想より崩れは早い。体が冷えて平湯の温泉がありがたかった。


野谷莊司山  1797m   岐阜県白川村

・2007年4月7日
・日程 : 馬狩料金所     760m  7:20
      赤頭山        1602m  9:50
      野谷莊司山     1797m 10:50/11:30    
      白谷左俣滝出現  1100m 12:00/12:30                 
      馬狩料金所      760m 13:00   
      
・メンバー:山ごろ氏、 わたなべ、 森



@寡雪ですが右岸はつながっていて一安心。 A標高1200mで樹林を抜け出ます。
B1602mの赤頭山が見えます。 C赤頭山を振り返ると後続の登山者が見えます。
D荻町集落と鳩谷ダムを見下ろします。 E山頂にて、後ろは三方岩岳方面。。
F山頂からの滑降です。 G白谷左俣の上部全景です。
H白谷を自在に滑る森です。(写真提供:山ごろ氏) Iシュプールを振り返る。
Jデブリ帯に突入する。 Kあれれ、こんな滝初めて出くわしました。(1100m)
 森が下降中。(写真提供:山ごろ氏)
L振り返れば小さい箇所ですが通過に苦労しました。 Mフィナーレは道路まで楽しめます。


  先週の四つ岳では、天候、体調に恵まれず中途までであったので、その不完全燃焼を解消すべく、最も気持ち良いコースの一つである鶴平新道〜野谷莊司山〜白谷左俣を試みた。これまでこのコースはいつも満足して滑り終えることができた。今回も期待して入ったが・・・。
 数日前の新雪は料金所付近ではすでに融けたようである。右岸はつながっており、そのまま右手の尾根に乗り上げる。快適に高度をあげる。1200mで樹林を抜けると絶景が広がり、疲れも吹き飛んでしまう。このコースの佳境でもある。赤頭山をトラバースするときには15センチほど新雪があった。まもなく山頂。先行者が一人いた。さてお楽しみ滑降である。白谷を自在に滑り、デブリランドに突入。しかし先行者がいやにゆっくりしている。聞くところによると滝が出て、やりにくい場面があるとのことで私たちに先に行ってほしいような雰囲気。彼は谷を詰めてあがってきている。山ごろ氏が先行してスキーをもって後ろ向きで手際よく降りる。わたしはこのところの緊張感から慎重になっているため、スキーを担ぎピッケルを出して後ろ向きで降りた。しかしながら別の後続単独スキーヤーは難なく、前向き壺足で、雪を蹴散らしながら降りるのを目の当たりにしてあっけにとられてしまった。
 それぞれのキャパシティーで活動しているなぁとつくづく感じた。昨年5月14日に来たときでさえ滝は埋まっていたのに、今年は4月7日で滝出現とはいかに雪が少なかったか。根雪となるべく2月頃の降雪が少なかった影響がここにも来ているようだ。この難所を越えれば後は右岸を一直線、スキーを外す堰堤が一つあったが道路まで快適に滑り降りることができた。


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乗鞍岳(大日岳)  3014m   岐阜県高山市野麦

・2007年4月29日  快晴
・日程 : 林道駐車地点       1560m  5:25/15:40
      尾根末端          1658m  6:10/15:15
      スキー脱          1739m       15:00
      迷いやすい尾根地点@ 1850m  7:10    
          同上      A  2017m  7:45                 
      森林限界          2558m 10:10
      大日岳山頂               12:40/13:20
      
・メンバー:森

                                                           

@駐車地点から5分で夏道にはいる。 A左の峰が大日岳。よろしくお願いします。
B尾根末端1658mまでの道のりです。 C森林限界2500m付近で御嶽山を望む。
D標高2700mからの大日岳(左)と剣が峰(右)。 Eあと50mだが強風に喘いで登る。空の白は雲でなく雪煙。
Fカメラが飛ばされそうな強風の大日岳山頂でしたが、一瞬風が弱くなりました。後ろは言わずもがなです。
G山頂からの滑降。パックスノーでした。 H2600m付近は快適ザラメ雪です。左は岳谷源頭部です。
I1750m付近の飛騨山岳会の標識をみるとほっとします。 J1700m付近では夏道をたどって尾根末端へ下ります。
K大日岳(中央)を振り返り、喜びに浸りました。 L長旅が終了しました。

 野麦からの乗鞍岳は私は好きだ。長いし静かである。今年は車中泊でなく上ヶ洞の丸福旅館に泊まった。
 さて、野麦集落から切り通し地点に駐車をしたが林道ゲートが空いていたため少し先まで入れさせていただく。これで標高差200mも得したのだが要した時間は昨年と同じ7時間・・・まあいいか自分らしい登山ができたのだから。
 雪は昨年よりずっと少ない。昨年は尾根末端1658mからスキーを着けたのにまだ夏道である。(写真C)。歩きついでにそのままスキーを担いでいると1850mの迷いやすい尾根地点に到着した。ここよりスキーを着けることにした。ここで迷わないようにGPSにチェックを入れるとともに赤布を2枚付けた。さらに見通しのきかない樹林帯をすすむ。右手に岳谷滝が見える。森林限界まで忍の一字。昨日の新雪5センチほどがシールに団子状にくっつき重いこと。しかし、樹林帯を越えると解消され足下が幾分軽くなる。山頂がみえる2600m付近等からは30歩ずつ数えながら歩む。最後200mはアイゼンとピッケルで風と闘いながら登頂する。何とも言えない充実感に満たされる。滑降は大日岳南面をダイレクトに、雪がパックされていてシュプールが写真に写らない。2600m付近は春らしく、ターンの後からザラメ雪がシャーと音を立てて私を追って滑っていくのが気持ちよい。。
 2500mからは樹林帯である。行きに付けた赤布を回収しながら滑るが赤布が見つからなくなった2017m付近でルートを外して枝尾根に入りかけたが、ナビで確認30mほど戻った。その後は順調に赤布を回収、1850mの尾根屈曲点は迷うことなくルートをとり下ることができた。飛騨山岳会の標識を見ると終盤、まもなくスキーを担いで感慨にふけりながら駐車地点まで歩いた。
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白山(東面台地、小白水谷右岸尾根)、  2702mm   岐阜県白川村

・2007年5月4日  晴れ
・日程 : 平瀬ゲート前      620m  4:00/17:30
      小白水谷右岸尾根 1250m  6:10/16:00〜16:45
      取り付き点
      スキー装着地点   1295m  7:00/15:30     
      小尾根乗り越し   1440m  7:45
      東面台地上     1873m  9:40
      転法輪谷入り口   1940m 10:00
      鞍部          2500m  12:30/14:00   
      白山御前峰     2702m  13:30                 
      
      
・メンバー:森



 今回は2度目ということで、自転車はゆっくりスタートしたため、あまり疲れを感じずに登り口についた。これはさい先良いと思ったのに、いざ尾根に取り付きヤブをこいで、下り立つと雪が少ない。一昨年の同時期とは大きく異なり、歩くところも限られる。比較的雪がある沢部を先ほどの尾根を左手に見ながら、進んだ。灌木を手ではらいながら、どこまで行けば雪が覆ってくれるのかと不安になりながら1450m地点までに3度スキーを脱ぐことになる。そしてこの地点で沢が終了するので右手の小尾根をこすとこれから進む東面台地に続く沢部に入った。このあたりはGPSと赤布できちんと印を付けた。さあここからは雪があり、東面台地の始まりである。

5:30
林道1070m付近から見る白山、左が今日登る御前峰。自転車のスローペースで体力温存を図る。
7:00 1295m
スキーを着けたけど行く手を灌木と枝に阻まれ沢部をなんとか進む。雪が続くのか心配がよぎる。
7:20 1400m
このように雪がほそくなっていくといや〜な気分になってくる。雪がとぎれること3回、その後、沢のどん詰まりで小尾根を東に乗り越して東面台地に続く沢部に入る。2005年はこんな苦労はなかった。たぶんこの1週間で雪が切れたのであろう。
8:12 1480m
ようやくこれでいつものコースに入った。雪はつながった。さあいくぞ。
8:30 1580m
このあたりは地形はとてもわかりやすい谷部です。
9:00 1740m
谷部を上がって台地上にでるところです。
10:00 1920m
東面台地上に出ました。やはりスケールが違います。正面の尾根を登るのが気持ちよいですが体力温存のため左の転法輪谷に入りました。昨日のスキーヤーはこちらにシュプールがありました。
10:30  2200m
予想通り、斜度が一定でペースがつかみやすい。登りはこちらが良さそうである。前方にボーダーが一人いた。彼は岡山からきたそうである。
11:30
転法輪谷を振り返るが斜度がもう少しあるといいと贅沢なことを考える。
13:30 2702m
2500mの鞍部からは強風のため、アイゼンとピッケルの登頂です。感無量です。さい先よかったはずが7時間かかりました。おやじの体力低下か。
山頂からの剣が峰、いつも遠方から御前峰とともに象徴的です。
13:45  2500m
山頂から鞍部まで降りる。強風で表面の氷の破片が飛び散ってきます。数日前の降雪の影響と思われるスラフが急斜面では流れています。
転法輪谷滑降です。雪質は柔らかざらめです。
14:20  2200m
東面台地に乗って振り返る。やはり台地上はパノラマは最高。振り返ってよし、前を向いてもよし、安全にゴー。
これから行こうとするの大自然のゲレンデはとてもきれいです。トラックははありません。
14:25 1980m
今日は往路と異なるため、合流点までGPSと地形とにらめっこしながらルートをとりました。
15:30 1400m
再び、枝をはらいながら、ストックで漕ぎ漕ぎ進みます。
15:45 
ついに、ゴール直線距離で手前150m手前でスキーを脱いで担ぎました。げんか〜い。
振り返ると剣が峰がばーんと見えます。
15:55   1295m
尾根への戻り口、赤布2枚はナビ同様、サポートしてくれました。回収してありがとうと言いました。

16:15 1250m
スピードがなくても、じっくり時間をかければ登れることを証明できてうれしかった白山でした。今シーズンはこれにて終了です。

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