正月料理にもふさわしい(2011年1月2日)
中央のスモークサーモン巻きがフィラデルフィアロール、両側がカリフォルニアロールです。(2009年8月15日)
2009年8月15日準備
フィラデルフィアとはアメリカ東部にある都市である。クリームチーズが誕生したのはニューヨークで約130年前で日本上陸は約35年前だそうだ。フィラデルフィアは乳製品で有名であったためクリームチーズは「フィラデルフィア・ブランド」を採用したという。1928年クラフト(社)はこの唯一のクリームチーズメーカーを合併しクリームチーズの代名詞「フィラデルフィア・ブランド」をラインアップに加えた(Kraft Foods JapanのHPより)。したがってこのクリームチーズをロールした寿司がフィラデルフィアロールと言われる由縁である。
たまたまカリフォルニアロールをネットで見ていたらフィラデルフィアロールがあって、これは必ずいけると確信して作ってみた。なぜなら英語を習いはじめの8年前にシカゴに1週間ホームスティした。ホストマザーがユダヤ人の方で昼食にはこれだよといってベーグルを出してくれた。その食べ方は、ベーグルを上下に切ってその間にクリームチーズをたっぷり塗る。そしてたっぷりのスモークサーモンと紫タマネギのうすくスライスしたものをのせる、レモン汁をかけるというベーグルのサンドイッチで、スモークサーモンとクリームチーズの相性がとてもよい。その翌年、ロンドンに行ったときもベーグルショップでベイシックというメニューでこれと同じものがあり、随所の店舗で売られていた。私はこれがお気に入りで1週間食べていた。この味が忘れられなくて家の夕食や持ち寄り宴会で試みたのがレタス葉にスモークサーモンとクリームチーズと大さじ1ぱいぐらいのご飯としょうゆを数滴おとして包んでたべるレタス包みである。とても簡単でおいしく皆から好評であった。すぐできるので是非おためしあれ。
こんなわけでスモークサーモンとクリームチーズの相性がとてもよいことは、実証済みだったので嬉嬉として試みたのがフィラデルフィアロールというわけである。写真を見ての通り、派手でおいしいので、私の考案したレタス包みは知らぬ間に影をひそめてしまった。
材料(2巻き)
・かにかま 4本
・クリームチーズ(フィラデルフィアクリームチーズを使うのが正統?)2切れ
・きゅうり 1/4×2本
・スモークサーモン 100グラム
・海苔 2枚
・酢飯 2合分(酢が苦手な私は、寿司酢小さじ2はい)
作り方
手順 | 仕事 | 場面 |
1 | <材料準備> スモークサーモンサーモン、きゅうり、クリームチーズ、かにかまぼこは、海苔の長さに合わせて切っておく。巻きすの上にラップ、海苔、0,5センチ程の厚さで酢飯を広げる。バットにはアボガドがあるがカリフォルニアロール用。 |
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2 | <スモークサーモンのせ> カリフォルニアロールなら白ごまやとびっこを小さじ1杯まんべんなくまくところであるが、ここではスモークサーモンを敷きつめる。そして大きめのラップをのせ、具材がくっつく程度に押さえた後、ひっくり返す。 |
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3 | <巻き材入れ> ラップの上からよく押さえた後、上のラップを外してからクリームチーズ、かにかま、キュウリをのせる。 |
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4 | ラップを巻き込まないようにはずしながら巻く。(写真は巻き終わった状態) この後冷蔵庫で30分ほど程置くと硬くなり切りやすくなる。 |
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5 |
包丁を水でぬらしながら、切る。スモークサーモンがロールから外れやすいが、押さえると何とか酢飯とくっつくものだ。完成、旅立ち準備です。 (あるレシピにはラップのまま切ると崩れないと書いてあったので次回からそうしてみよう) |
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おまけ | 8月25日にバリエーションで生ハムロール(キュウリ、アボガド、)を試みたが、やはりフィラデルフィアロールに軍配があがると思う。 |
2010年1月1日
あっさりした夕食にしたくてカリフォルニアロールとフィラデルフィアロールロールを作った。ラップを巻いた状態で包丁を水にくぐらせながら切ると簡単にいけます。
@酢飯は1本150gです。海苔裏巻きを忘れると巻き寿司となります。(右から2番目) | A1本を4分の1に切り分け一人分にしました。大きすぎて食べにくいという輩もいました。切るには簡単なのにな〜。 |
2010年6月27日
今日は近所の3家族と持ち寄り宴会ということで、親戚以外は未公開のカリフォルニアロールとフィラデルフィアロールを初公開とした。彩りは最高の評価を、味についてもまずまずの評価をもらうことができた。
それぞれ3巻きずつ作りました。全部で3皿作りました。 | 1巻きで6個とれます。すし飯をつくるとき混ぜすぎ(切りすぎ)たようですし飯に粘りが出てもちっとしました。次回は軽めにあっさり混ぜたいものです。 |
フィラデルフィアロールも回数をこなすごとに興に入ってきた。スモークサーモンの脂をとることやご飯を少なめにしくこと、きゅうりよりアスパラの方が食感がよいことなど私流に改善してきた。肩肘張らずに夕飯の一品にさっと作れるようになったことも素材がシンプルな料理であるからであろう。今回はお正月の実家へのおみやげとして4巻作り、味も好評であった。カニかまのことを忘れていたが、ない方がスモークサーモンとクリームチーズの相性がよくわかりいいのではないかと思った。
@スモークサーモンの表面の脂をとります。酢飯に くっつきやすくなります。 |
A酢飯は少なめにのせます。バンクーバーのすしバーでは日本の巻き寿司の半分くらいの直径で一口大の大きさでであった。 |
Bスモークサーモン、ラップの順で上にのせ、おさえます。 | Cひっくり返しクリームチーズ、アスパラをのせ、ワサビを少量クリームチーズに塗りつけます。 |
Dすのこを巻きながら内側のラップを外しながら巻いていきます。 | E冷蔵庫で30分ほど冷やすと堅くなります。濡らしながら10等分に切ります。2センチほどの厚さになり食べやすい大きさです。 |