2008年10月4日準備
いくらのしょうゆ漬けのやり方を生協で教えてもらったのは5、6年前になると思う。生協の調理場ですじこからいくらをほぐすところを見させてもらって驚いた。すじこのいくらは新鮮なら金網に押しつけても割れないのである。いくらの殻は丈夫なのである。いくらは北海道産から青森産や岩手産に移行してくる。いくらも大きくなる。値段もたくさん出回ると少しは安くなる。すじこは元々高価である。はじめは100グラムあたり598から498円さらに398円ときに安売り298円になるようである。もちろんいくらのしょうゆ漬けは手間がかかるためさらに100gあたり100円は高くなると思う。何より新鮮でないと筋子からいくらを外すのに時間がかかってしまう。おいしいいくら丼を賞味するために手間、暇かけて秋の夜の道楽仕事、しょうゆ漬けにとりかかることにしょう。
材料
・新鮮なすじこ 783g 一人あたり85gで9人分 (できあがりは一人あたり98gとなりました)
・しょうゆだれ
だししょうゆ 大さじ4
みりん 大さじ3
煮きり酒 大さじ2(アルコールをとばしたもの)
・ショウガみじん切り 1片
・塩 少量
・さけほぐし 適量
・おくら 適量
・きざみのり 適量
作り方
月/日 | 仕事 | 場面 |
10/4 | ・すじこの準備 新鮮なものはすじこから卵が簡単にはずせますが、古いと卵巣の膜が破れやすく手間がかかります。上は北海道産、下は岩手産です。岩手産の方が粒が大きい。 |
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〃 | ・いくらを取り出す。 すじこの膜の張っていない部分から半分に開きます。 開いたすじこを金網に押しつけて卵巣の膜を引っ張ったり、しごいたりしていくらを外します。多少力が入っても潰れたりしません。 |
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〃 | ・いくらを洗う ボウルのいくらに一つまみの塩をふって軽く混ぜます。ざるに移してボウルの中で水洗いをし、不純物や皮を取り除き水を切ります。(2回) |
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〃 | ・しょうゆだれつくり だししょうゆ、みりん、煮きり酒をまぜます。 |
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〃 |
・しょうゆだれにつけて一晩冷蔵庫で漬け込む。 ショウガのみじん切りを混ぜ、ひたひたのしょうゆだれに一晩漬け込んで完成です。今回はしょうゆだれ大さじ7杯でつけましたが、大さじ6はいで十分だったようです。余ったしょうゆだれはいくら丼で必要に応じ用います。(しょうゆ辛くならないようにうすめにつけるのがこつです) |
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10/5 | ・いくら丼完成 彩りに青物、ここではオクラをゆでてから、薄切りにしてごはん中央部にのせます。またさけほぐしも適量加えると味のアクセントになります。きざみのりは鳥の巣のように周りにおいてもよし、かためておいても良しです。 周りにいくらをまんべんなくのせます。98グラムのいくら量です。さあめしあがれ。 |
参考資料:お魚屋さんからの失敗しない「自家製イクラ」の作り方(生協チラシ) もどる
2010年10月10日準備
やや、何と生協ですじこが100g298円でうっているではないか。きくと今年はすじこが安いそうだ。これからは値上がりするかもしれないがと言われた。そこで早速購入して1年ぶりの秋の味覚、いくらのしょうゆ漬けを楽しんだ。半量は実家に届けた。大正生まれの父は、この夏の猛暑で食も一段細くなり体重は39キロに。少し涼しくなって散歩もまたできるようになった。丁稚奉公、軍隊生活を経て専業農家として4人の子供を育ててきた父に感謝の気持ちを込めていくらを届けた。そして長年プロとして使ってきた父の備中鍬とてんわを譲り受けた。父の備中鍬で借りた畑を耕したとき、何とも言えない幸福感に満たされた。
材料
・新鮮なすじこ 470g(227+249) 一人あたり78gで6人分 (できあがりは一人あたり95gとなりました)
・しょうゆだれ
だししょうゆ 大さじ4
みりん 大さじ3
煮きり酒 大さじ2(アルコールをとばしたもの)
・ショウガみじん切り 1片
・塩 少量
・おくら 適量(ゆでる)
・きざみのり 適量
※しょうゆだれは大さじ2〜3程度で薄めに漬け込み、たべるときに好みの量でしょうゆだれをかけた方がいくら本来の味の味がひ きたつと思います。
@卵巣からいくらを取り出します。。一つの方は金網に卵巣を押しつけるだけでぼろぼろとボウルにいくらが落ちて簡単に作業ができました。 | A水洗いを3回してきれいにしたいくら。これより各容器しょうゆだれを大さじ2入れましたが、できあがりが少し濃かったので大さじ1ずつの方が良かったと思いました。 |
Bいくら一人100グラムあればどんぶりにいっぱい広がります。用意していた鮭フレークは出番はありませんでした。いただきま〜す。(新聞や通販ではしょうゆ漬け100グラムあたり約1000円となっていました。) |