西割谷
ゆったり優しい、絶景の山容と気の抜けない谷を持ち合わせた部子山は、いつも何かを発見させてくれる素晴らしい山です。
2005年3月20日 : 高曇り
メンバー:詫摩、森 (岐阜ケルン)、山ごろ鈴木氏
タイム:宝慶寺養魚場P 7:00
林道660mから部子山北稜線の谷へ8:15
部子山北稜線940m 9:20
部子山 11:40/12:30
西割谷左岸高巻き 13:00
750m地点登り返し 13:15
840m鞍部 14:00
林道 14:10
宝慶寺養魚場P 14:40
1464m
日光街道匹敵の杉並木は気持ちよい
北稜線への谷は疎林で景色、斜度抜群
部子山直下を行く
1250m地点の湿雪を滑る
1200〜1000mはデブリどころ
950mからの谷割れを滑る
高巻きを詫摩さんが素晴らしいルートファインド
落ちたら、こわぇーよな〜。
フィナーレの養魚場への林道です
昨年見た北方稜線がなだらかで登り用に適すると考えた。さて養魚場450mから快適に歩き始める。積雪は1mほどである。
北方稜線への谷は直登できる。おまけに広くて開放的。山ごろさんはここを滑りたいと言っていたほど。簡単に940mへの稜線へ飛び出した。谷登りではこれまでの最高のシチュエーションといっても良い。
稜線歩きはリラックスして話ながら行けるさんぽ気分。
昨年、部子山北東尾根がやせ尾根で足がびびっていたのに比べると、ここは極楽、山スキーの登りの醍醐味を味わう
荒島岳、経が岳、大野市内を眺めながらクルーズしよう。
お待ちかね、西割り谷滑降、山頂から100mは氷と湿った表面新雪。すぐに1350m以下は次第に重い湿雪に。春らしくていいな〜。けどデブリと谷割れと高巻きが心配になってくる。
きた〜。実は稜線を歩いていたときにすでにデブリを知っていたのだ。谷が広いため埋め尽くすことはない。下部にはもっと出ている。
デブリ君に入れ替わって谷割れ君が登場。前方を注視していないとえらいことになるのでこの辺りからは右岸で高巻きに備える
徒渉を覚悟していたが、今回は雪が多くて高巻きをする。私は壺足にするつもりであったが、詫摩さんはうまくスキーをはいたままルンゼをトラバース後を階段登高(写真左下)
後、さっさと難所を抜けてしまったので続く。脱帽です。私流だとスキーを担ごうとするので15分は余分にかかったであろう。
740mからから100m登り返して最後のお楽しみ滑降
行きの林道へ降りるのであるが、北斜面で林内スラロームコースはしまって表面のみ湿雪、無立ち木ゲレンデをねらうと陽光で重いザラメ。、直下のアイスバーンから浅い新雪、軽い湿雪、重い湿雪と本当に楽しめる春スキー。10分で250m滑降して林道へ。
840m鞍部からの最後のお楽しみテレ滑降
部子山のコースは、私たちに大きな感動と充実感をあたえてくれました。ありがとう。
(へこさん:福井県)
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