2018 山行報告Ⅲ

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・部子山、乗鞍大日岳川上岳


部子山

・3月31日(晴れ)
・四方山

宝慶寺いこいの森P 7:45 16:00 475
前山 10:15    1153 
銀杏峯 11:30  ・  1440
鞍部  12:15    1254 
部子山  13:00  13:30 1464 
二通谷ドロップ地点    14:15  1317 
子葉谷出合い  14:40 840 




   
20分歩くと雪がつながりました。がそのまま壺足でさらに10分歩きました。  前山直下。クトーのおかげで斜面を楽々行きます。
前山からの眺め、経ヶ岳、白山、別山。  前山からの眺め、小荒島岳(中央左)と荒島岳。
 
 前山で先行された登山者がピーク先に立っています。あそこまで行けば山頂近いです。  雪庇がわれ始めています。先ほどのピークに到着。本峰が視界に入りました。
 
広大です。銀杏峯です。志目木谷ものぞいてみました。  山頂です。
   
銀杏峯、雪がすっかりとけました。後方はこれから歩む部子山(へこさん)・・・響きがげなんぽに比べてちょっと弱々しい。  響きとはうらはらにどっしりとした山容です。二通谷は矢印からはどこでも滑降可能のようです。本日はセオリー通り、最も右からです。14:38の写真が左2つの矢印の稜線と思われます。
   
 近づくと山スキー向けのフィールド然りです。  登山者が下降してきています。山スキー屋も二人出会いました。
 
 念願の、6年ぶり?の山頂、感慨深いです。あの大きな銀杏峯が低く見えます。 これまた素晴らしい。白山を正面にDescent Goです。雪面は荒れていますが硬い斜面に表面ザラメは操作抜群。
   
う~ん快適。  まだまだ続く白山背景ピッチ。
   
 鞍部到着と部子山。シール装着です。 好い思いをさせてくれた部子山、ありがとう、そしてさようなら。
 
 福井の先達、あっとらんだむ氏やYAMADA氏のルートを参考に未知のゾーンに突入。  斜度は志目木谷上部より緩くかつ上部がオープンなため入りやすい。おまけに雪質が超快適ザラメ。上部を振り返る。
 
後半は、沢部が狭くはなるが操作に支障はない。  この時期に気持ち良く、こんなに長い距離が滑ることができるとはまさに、想定外。
   
 沢の出合いから銀杏峯~部子山稜線を遠望する。特に左俣からは下部まで見渡せる見事な自然ゲレンデであろう。  出合いから下部の様子。雪質は硬いザラメ。
 
 滑った二通谷上部全容。 林道出合いからの上部は、山スキー最適地の1つに挙げられよう。
   
林道を下って子葉谷、デブリです。   林道をもう少し行こうと思いましたが法面からの土砂崩落で、子葉谷登山道にそって滑降。その後谷部滑って、渡渉につかまってしまいました。林道をこいでいくべきでした。
 
 林道に出会ってからは手こぎです。  進路の判断と渡渉に時間を要し、駐車場にはマイカー1台ぽつんと残っていました。



乗鞍大日岳

・2018年4月22日 晴れ
・メンバー:四方山

・行程


場所
往路  帰路  標高m
  2015年  2017年  2018年  2015年    2017年 2018年   
野麦集落上P 6:20    6:20 6:30 17:00   16:50  16:40  1380
岳谷右岸尾根麓地点 7:30    7:40  7:40  15:40   15:50  15:55  1662
スキー着・脱(緑標識地点)  ・       8:00 8:10   ・     15:30 15:30  1730/1745
(迷いやすい)屈曲点       8:43  8:45  ・      15:15 15:10  1862
森林限界 11:15  11:00  10:30  14:30   14:25  14:15  2358
大日岳取り付き地点 12:30  12:50 13:15  ・  ・  2853
大日岳 13:30  13:40  13:55 14:00   14:00 14:10  3014


   
いよいよ今日の長旅が始まる。昨年より2週早めてヤブ漕ぎ回避だ。   あれれ、岳谷右岸尾根末端は、昨年と同じ、雪なし。君は進むのか撤退か?
 
雪は同じでも 今年のヤブはまだ小さい。足の運びが幾分楽であった。結局飛騨山岳会の標識跡まで担ぐ。1730m付近  屈曲点1862m付近は急な登りとなります。今年は倒木で阻まれることしばし。
 
岳谷滝付近は疎林が中心で気持ち良い場面。  ところが時々密な林もでます。帰りが手強い。
 森林限界近くになると青空見えてきて足元が軽くなる。 森林限界を超えると2350m御岳山がみえます。
   
 森林限界はダケカンバの木となります。下部を振り返ってみたところ。 2500m付近からプラトーエリア続きます。
 
 山レコのgoedon 氏sinmyo氏が先行するのが見える。  2600m付近で標高差50mほどの急斜面を行きます。
 
 急斜面終了後にプラトーエリアを眺める。  また緩斜面を歩数を数えながら行きます。
 
 残り標高差200m、時間節約のため南面直登コースを初トライです。  sinmyo氏力強く滑降中。この後お二人とお話しました。
 大日岳山頂は目前・・・なのになかなか着かないのが3000m級の山。 14:00近くに山頂着、ピラミダルの剣ヶ峰が美しい。
   
 一見、平凡な大日岳山頂ですが、かっては祠がありました。バックは御岳山。 高天原方面鞍部から、山仲間の山ごろ氏や牛丸氏が私を見つけコールしてくれました。もちろんこちらからもレスポンスです。
 
 大日岳南面を俯瞰します。胸の高鳴りを抑えて、神様に安全を祈ります。  いざ滑降、硬い雪質の上に柔らかザラメが数㎝のっている状態です。あっという間に250m滑り降りました。
 
 プラトーエリアは気持ち良く進みます。 一段中斜面を下ります。
   
 大きな大日岳よ、さようなら。 森林限界上の中斜面、 最後の大きなゲレンデです。
   
マイシュプールもいいじゃないですか?   前出の樹林帯を転倒しないように1745mまで下ってきました、。
 
この時期ヤブが小さいのが救いです。  岳谷右岸尾根麓部です。笹に突っ込まずに→のように進めば足元を阻むヤブにつかまらずに行くことができるとわかりました。この1週間くらいのはなしですが。
 
南に向かって進みます。  林道ヘアピンカーブから望む大日岳。この後10分歩いて長旅の終わりです。



川上岳

・5月5日(晴れ)
・四方山、M氏

 場所 往路   帰路 標高m 
山之口林道ゲートP 9:30 15:30 910
主尾根広場 10:15   ・ 1280 
山頂 12:30 13:20   1626


   
 標高1500m付近の登山道から谷をはさんで川上岳山頂をみる。  タケノコ採りも楽しみの1つ。M氏。





 
山頂間近から見える集落は、鮎で有名な旧馬瀬村上流部。   一旦下って笹原の山頂へ。
   
雪の多い飛騨ならではの植生です。上部は笹、中間部はダケカンバ、シラカンバ、、ミズナラ、ブナが混在していました。  山頂は20人くらいの銀座でした。風は冷たいですが陽射しが暖かい。
   
 友人のM氏と乗鞍岳をバックに記念撮影。  御岳山も美しい。
   
登山道がよく整備されています。旧萩原町の有志または下呂市観光協会に感謝です。  御岳山を目の前にして下山はちょっぴりぜいたく気分。
 
2週前に左端の継子岳スキー登山を予定していましたが、雨で流れました。   漕艇部であった四方山は、ワンゲル部であったM氏に山を教えてもらい、登り始めて40年たってしまいました。お互い自分の子どもがその頃の年齢、あるいは社会人となったことに驚きと不思議さを感じ、、こうして登ることができる幸せをかみしめました。