山行き報告


銀杏峯志目木谷、 銀杏峯子葉谷、 越前甲、 三方崩山、野谷荘司山


野谷荘司山(のたにしょうじさん)

・2015年4月12日 晴れ
・メンバー:四方山
・行程

場所 標高m 往路 復路
馬狩料金所 760 8:30 13:45
赤頭山 1600 11:30
稜線出合い 1750 12:00 13:10
山頂 1797 12:15 13:00



   
 2mの壁、登り用補助棒がさしてあります。 振り返れば見事なシチュエーション、バックは籾糠山(もみぬかやま)。 
   
 登り前半は広いゲレンデのような尾根が続きのどかです。 樹林帯が終わると360°パノラマ世界が続きます。クレバスはできはじめたというところです。
   
 鶴平新道、大窪へ向かう沢(右側)も滑りたくなるような斜面。  東方面には、猿ヶ馬場山(中央)とその左に籾糠山(もみぬかやま)。
   
 わぁ〜。絶景。向かう西方面には赤頭山(左)と馬狩荘司山(右) 南には、三方崩山(左)と奥三方山 
   
 稜線出合いまで標高差100m。  白谷源頭部、ここらからドロップインです。
   
 稜線出合いから15分でいく山頂を望む。  山頂での四方山、私を含めこの日5パーティー11人は見ました。
   
 北方面に三方岩岳と笈ヶ岳、右の山は?です。  さて滑降、稜線出合いへ向かいます。
   
駐車地点が見えているのがおもしろい。   安定した急斜面滑降。表面が意外に硬く、スキーは流れません。
   
 中間部、デブリランドのはずがなだらかではありませんか。  上部の右から降りてきました。
   
少し汚れていますが、白い所はスキー道ができています。こんなこと初めてです。いつもはぼこぼこでした。   デブリが融けて雨の跡という感じです。
   
 全体を振り返ってもやはり凸凹は少ないです。滝の出る箇所も埋まっています。  今年は雪が多いため融けても雪不足になりません。
   
 ここは赤頭山からの沢出合い、当初ここへ降りてくるコースも考えました。  後半部分です。左岸に林道が見えてきました。
   
堰堤には要注意。上部分は白谷右俣出合いです。   右岸に移動。
   
 再度、右岸に戻って終了です。  






三方崩山(さんぽうくずれやま)

・2015年4月4日 晴れのち曇り
・メンバー:四方山
・行程

場所 標高m 往路 復路
シッタカ谷国道駐車地 610 8:00 16:00
石門 1550 11:00 15:20
1891m稜線ピーク 1891 12:00 14:45/15:00
三方崩山東尾根との合流点 2022  13:15
三方崩山 2065 13:30  13:40 



   
わかりやすいシッタカ谷とシッタカ橋。  デブリのおかげでスノ−ブリッジが安定しています。
   
水深は深くありませんが落ちるとけがをしそうです。右上をトラバース。  雪面はデブリが融けてデコボコです。斜度が強くなりました。
   
 石門まではずっとデブリが続いています。雪崩の危険はほぼ無しであるが滑りに期待はできなさそうである。  雪が多いため、段差が無い滑り台状になっている。
   
 振り返れば猿ヶ馬場山が見ていてくれる。  石門の上はデブリが無く雨跡かな。
   
 ようやく1891mピークに到達。  ここから2qで30分とよんだのが大きな誤算。13時を目標としたのだが。正面ピーク右側が三方崩山ピーク。
   
 南西方向に奥三方山。  手前ピークは斜度が強くなります。
   
 もう着くかと思ったら1,2,3つ先のひげの生えたようなところがピークのようです。焦らないように言い聞かせますが早足になりゼイゼイいいます。 先ほどの地点から45分要しました。折からの強風で南方からガスが降り始めてきました。 しーるを付けたまま北稜線出合いまで標高を下げてから滑降モードにします。
   
 戻るは左端の△ピーク1891m、おにぎりを半分かじりすぐ出発です。  手前ピークまでガスが迫ってきました。トレースとGPSがあるもののこのガスまでは予想していなかったため、追いつかれないように逃げます。左足内ももと右足土踏まずが痙攣し始めました。これも行動中においては初体験です。
   
 ガスを振り切り1891mピーク。小休止をしていると山ごろさんがシッタカ谷を登ってくるではありませんか。握手を交わしてから下降にはいる。  雨で波打はあるものの表面ザラメでスキーが流れるが、今日の目的は滑降よりピークハント、満足満足。
   
石門上部から白川村荻町を眼下にみる。 猿が馬場山はガスに包まれ始めました。  ハーフパイプです。
 
これまで幾度か雪崩事件を起こしてきたであろう石門付近。   降雪から2週間余、デブリは表面が融けて軟らかくなり、かなり滑りやすくなったと思われます。ガスは稜線くらいまで下がってきました。
   
 凹凸が少ない脇斜面を拾って滑降です。  下部になると枝沢からのデブリ満載です。
   
 デブリの激しさと対照的な樹林帯の穏やかな谷岸滑降。  念願のシッタカ谷〜三方崩山を雪崩の危険が少ない時期を選んで行くことができました。









越前甲(えちぜんかぶと))

・2015年3月28日 晴れ
・メンバー:四方山
・行程

場所 標高m 往路 復路
八反滝前駐車地 500 9:00 14:20
周回基点鞍部 985 10:30 13:30
山頂 1328 11:30/12:30 ・ 
谷合流点(登り返し) 870  ・  13:00
林道 690 ・   13:50

   
 標高差80m分の林道を上がってしまい拍子抜け。j今年は雪が多く、締めくくりの林道滑降も楽しみにしていたので残念。  雪の壁は今年は各地でみられます。
   
雪は除雪車のおやじさんによると3.5mの深さ。下りでは油断せずに降りよう。  晴天のもと、岩壁前を進む山スキーヤー。これまで越前甲は強風、アイスバーンなど天候条件が悪いことが多かった。この辺りは無風で汗をかくくらいであったがこの先鞍部は強風が待ち構えていた。
   
 山頂が見えることは大きな元気づけ。  稜線へのトラバース緩んでいるのでしっかり踏み込んでいく。
 
 前衛の峰ですのであと20分かかります。  振り返ると取立山と白山が、まさに山日和。
数日前にYAMADAさんが滑ったのはこのあたりかな?けど先が見えない、左尾根にエスケープはできそうだが。 山頂です。食事前に西方面に偵察、2つ先のピーク下から滑ってみることにしました。
移動後、山頂を振り返る。 本日の滑降斜面、素晴らしいところ見つけました。
緩んでいますが自在に操作できる雪です。 左の谷は従来のルート急斜面で高度を一気に落とすので、本日の右コースの方が長く楽しめます。
合流してからはハーフパイプコース。 小滝の場面もきれいに脇を越えることができます。
左下の沢出合いからシール付けて登り返しです。 牛丸さん、山ごろ氏は大長山(正面)に行っている。(鞍部にて)
岩壁前のお楽しみ斜面。先行シュプールを避けて滑ります。 ここは直滑降です。
 林道への最終斜面。  ユンボが林道除雪続けています。
   
 十分楽しめたので早めにスキーを脱ぎ、5分歩きました。  期待に応えてくれることの多い越前甲。ありがとう。

銀杏峯子葉谷(げなんぽうこばだに)

・2015年3月21日 晴れ
・メンバー:四方山

   
 ほほう、この時間になると駐車地はいっぱい。(8:40発) 尾根も一部雪融け。
   
 前山斜面は凹凸はありますがかなり締まって登りやすい。  前山から眺める銀杏峯稜線。(前山:10:45)
   
 雪庇は要注意。亀裂ありで目安となります。  久しく行っていない部子山(へこさん)
   前山が右下に小さく見えます。大野市街が見える素晴らしい晴天です。
 
 登山道尾根から左手に志目木谷右俣、上部はきれいで楽しそうです。矢印は志目木谷滑降で休息する出合いの台地。 志目木谷左俣源頭部西斜面、雪質が安定していればここから入った方がオープンで快適そうです。 来年度以降の楽しみにとおておきましょう。
   
 いよいよ山頂、今日は無風で晴れです。  山頂は2パーティー5人昼食中でした。背景は荒島岳。(山頂12:00)
   
 能郷白山をバックに撮ってもらいました。  子葉谷降り口、胸が高鳴ります。落ち着いて。
   
上部を振り返る。気温が高いため、表面のみザラメ状態で、操作しやすい雪質です。   雪が多いため斜度が緩く感じます。
   
 中間部、波打ちとシュプール跡で多少の滑りにくさもありますが、軟らかいため凸凹にのっても飛ばされません。  中間部、快適に滑ります。
   
デブリが入り込んでいますが谷の端部分だけです。下りに支障はありません。  屈曲点から上部を眺める、デブリランドのはずがきれいに納まっています。デブリの跡に先週の降雪があったからではないでしょうか。
   
屈曲点から下部の北方面を眺める、林道まできれいにつながっています。右岸トラバースがないことに驚きを隠せません。   林道手前堰堤が少し口が開いていました。雪が多いことはスキー滑降にとって安全な要素が増えることを実感しました。
   
 林道から正面の鳥居登山口までいって林道へのショートカットを考えます。  子葉谷下部です。もう少し下で右岸へ渡ろうかと思いスキーを進めますがここが最終つながりで、シールで戻ってきて上のスノーブリッジを渡ります。
   
 雪が緩んで流れるので、急いでシールのままトラバース滑降。  林道一直線と行きたいのですが、手こぎでへとへとです。
   
 雪融けで一部切れました。  いこいの森と正面の荒島岳が出迎えてくれました。感謝です。(14:30駐車地)

銀杏峯志目木谷(げなんぽうしめきたに)

・2015年3月14日 曇り一時霧
・メンバー:四方山
・行程

場所 標高m 往路 復路
宝慶寺付近駐車地 420 9:00 15:00
前山1150 1150 11:15 ・ 
山頂 1441 12:15 ・ 
ドロップポイント  1360  ・  13:15 
志目木谷台地  815  ・   13:40
堰堤出合林道(昼食 ) 640  ・  14:00/14:30 
水車小屋  370  ・   14:45


   
岐阜出発6時15分、所要時間2、5時間。宝慶寺三叉路まで車は入れます。 先行者は4人と1人のパーティーです
   
前山から南の銀杏峯方面、本峰は隠れています。  前山からの西方面、部子山(へこさん)。
   
 前山から東方面荒島岳と大野盆地。  あと少しで銀杏峯山頂だ。
   
 何と視界が悪くなってきたではありませんか。この付近で先行パーティーは休息していました。  山頂。ガスで視界は20mほどになってきました。この後ホワイトアウト、左写真のところまで戻り、ツエルトをかぶり、寒さと強風に耐えました。もちろん風が強くバーナーは使えません。
   
 1時間たち、風も少しおさまり視界がよくなってきました。ドロップポイントへ急いで移動しました。すぐ近くなのですがGPS片手にホワイトアウト中移動は危険を感じました。  ピンチの後にチャンスあり。まだガスっぽいですが贅沢はいっておられません。滑り出しはU字状でカリカリ急斜面のイメージでしたが、雪が多くてオープンバーンに似て中斜面のようです。斜度は野伏ヶ岳東南ルンゼくらいです。
   
 前半部、新雪深雪を体全体で味わいました。  中間部を俯瞰する。きれいな斜面。谷中央の台地まで十分楽しめます。
   
 雪質は上部と変わらず、超ぜいたくな中間部分、この数日の新雪のおかげです。もちろん底付きはありません。  後半部分は多少のブロックはありますが、新雪なのでスキー操作に支障はありません。
   
 ついに台地に乗り上げました。  志目木谷右俣も一人滑ったようです。しかしデブリ跡か凸凹がみえます。
   
 左俣、右俣出合い台地からは右岸を進み、渡渉なしで左岸に渡れるかが課題です。
急斜面下は志目木谷が埋まって獣の足跡があります。左岸には先行1人パーティーのトレースです。
 今日一番の急斜面、速やかに移動です。
   
 この急斜面下が右岸から左岸へのポイントでしょう。寡雪の時は渡渉したこともありますが、雪が多ければ埋まるようです。  お待ちかね、カップうどん昼食タイム。
   
 山頂での気圧の谷?通過後、2時間後再び気圧の谷または寒気の通過で雪が舞い始めます。  林道一直線。
   
 天候は回復、水車小屋です。ともに支えてくれたギヤに感謝です。  帰宅時に大野盆地からみる銀杏峯(中央右より)