4日目:19日 ゲルサウTubli(038)435m〜アルトArth485m〜ツーク427m〜アルビス峠(042)798m〜タールヴィル420m〜チューリッヒ(047)441m 約105q

     ツーク湖に 寒さ知らずで たわむれる 親子うらやみ ノスタルジア

   
 昨日の道を戻る。朝まで雨が続き17度。自転車で走ると寒い。  この日は4つの湖畔を走ります。@ルツェルン湖Aこのラウアーツァー湖Bツーク湖Cチューリッヒ湖。一番静かな湖畔でした。ということはカントリーサイドです。
   
 日本版の琵琶湖の竹生島(ちくぶしま)という感じです。定期的にボートがいきます。ただし200mくらいの距離です。この後小雨が30分ほど降りました。  いよいよ終盤、昨年も来たツーク湖に到着しました。白鳥がくつろぐ静かなArth(アルト)の町です。
   
 気温は18度、ビキニのお嬢さんと息子、父が水と遊んでいます。木にはロープがありターザンごっこです。父が着水の瞬間です。許可を得て写真を撮らせてもらいました。  対岸は昨年、私が走ったあたりで何とも言えない気持ちがこみ上げてきます。
   
 国道(県道)と平行してサイクリング道も整備されています。交通量がほとんどありません。  昼食はツーク市内のCOOPレストランで。皿の大きさで6.9と9.9、12.9CHFと決まっている明朗なサラダバーです。そこで豚肉ステーキ、カレーとライス、サラダをチョイスしました。スープやデザート、大きなメイン料理は別料金です。
 
 チューリッヒ湖へ向かう分岐点。右へ行くとダイレクトにチューリッヒ湖に着くため湖岸を多く走ることができる。左道はははここから下り、右道はここからさらに登り標高差200mあるが頭にインプットしてある。ためらわず、楽しんで、行くのみ、走るのみ。  あの山並みを越えるとチューリッヒ湖かと思ってがんばりましたが、偽の山並みであの奥にふた山を越えなくてはなりません。
   
 名前はセミナリオホテル、かっての修道院を高級ホテルに改築したそうです。地元の人にたずねると、私の予想通りでした。鍵は窓にあります。  牧歌的雰囲気です。標高は700mを超えました。まだ登り道が続きます。
   
 峠にいたる丘陵地ではメェー、メェーと羊が放牧。人なつっこく寄ってきます。 アルビス峠。 峠といえば山の中のイメージですが普通の集落の中にあるのがユニーク。それにしても長かった。このコースでは他のロード車も荷物野郎にも会いませんでした。
   
 今度は眼下にチューリッヒ湖。地形的なせいか雲が少なく、明るい感じです。  湖岸のタールヴィルから定期船で対岸へ渡り、走る予定でしたが40分待ちなので先へ進むことにしました。
   
 いよいよ市街地に入っていきます。ヨットやクルーザーが停泊しています。 中心部、クヴァイ(クウェー)橋まで来ました。そういえば昨年ジュネーブでも初日にこのような花時計の前で写真を撮ったっけ。 
   
市街地はパーフォーマーもいます。コインを出し記念撮影。   こちらではホルンを奏でています。
   
 飛び込み台は今年はありません。けれども22度あり陽射しが暑いです。  クヴァイ橋から北方に聖母聖堂、ミュンスター橋、旧市庁舎などを望む。

 チューリッヒ市街地から空港近郊ホテルまでは10q、途中でサイドバック梱包用の段ボール箱をマーケットでもらい、すんなりと到着することができた。しかしシャワーを浴びたら遅くなり、近くのレストランは閉店、チャイニーズレストランがテイクアウトなら可能ということでビーフフライドライス(牛肉チャーハン)を18CHFで注文する。夜は荷物の梱包、自転車の輪行袋詰めを3時まで進め就寝。
 翌朝は隣接する高級クラシックホテル(1泊350CHF〜)と共用で朝食バイキングであるが、シェフが次々あつあつ料理を出している一流レストランだ。ちなみにスモークサーモンどころかスモークトラウトまである。ボローニャソーセージも練り状態になっていてスプーンで取り出すと言った具合だ。スモークトラウト(ニジマスの燻製)は自分で作ったことはあるが、レストランでは初のお見かけだ。少量味見したが自作と同じような味で落胆とともに安心もした。パンとフルーツ、ヨーグルト、アメリカンコーヒーを常食する私にとっては料理の大半は目の保養であるが、何とココやしも円柱透明容器に入れておいてあるではないか。さすが一流レストラン、ひさびさにココナツジュースが飲めると喜びいさみ、ココヤシに穴を開けてほしいと頼むと、何と・・・展示用だと・・・ショボン。
 ちなみに朝食単独ならいくらかたずねると40CHF(4500円)恐るべし。



5、6日目:20、21日チューリッヒ ホテル〜チューリッヒ空港〜フランクフルト〜成田〜名古屋=岐阜

   
 チューリッヒ空港に4時間前にいって正解であった。昨年と見かけた自転車パックコーナーとは場所が異なり右往左往。インフォメーションに聞いてたどり着く。箱は20CHF(2300円)だが大きくて頑丈。輪行袋ごとすっぽり入ってしまった。荷物料金は追加分150CHFですが行きも15000円要したので驚きません。スタッフは後ろの赤いスーツケースのようにテープを巻いて保護する仕事が殆どですが自転車用の箱も準備してあり、手際よく梱包してくれます。手前は自転車サイドバックが入った段ボール箱です。  フランクフルト空港はすざまじいハブ空港。。同時刻に3便出ることも珍しくない。
   
 C、D、E、ターミナルは電車移動、おまけに入り口は小さく、昨年は見落としていた。今年は油断なくさっと入り、移動してからくつろぎ、成田便をまった。  付け足し:サイドバックの中身、サンダルは疲れた足に重宝しました。輪行袋はかさばりますが頑丈な方をもってきてよかった。
   フロントバックの中身:スマホはもっていないので、今回、タブレットを用意して正解でした。TV無しの部屋もあり、ニュース、天気予報を見るのに便利でした。

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3、 持ち物

   今回は無駄が殆ど無かった。
・サングラス前掛けは予備も含めて2個持つ
・登山用長袖シャツより密着型長袖シャツの方が保温力がありそう。
・タブレットは必要備品である。

4、 費用

 項目    
航空運賃  254,000  
 宿泊代  47,000  
 昼食・夕食  30,000  
 現地鉄道代 10,000  
 自転車輸送費  46、000  国内外,箱代
 土産代  5,000  
 成田宿泊・交通費  24,000  
 自転車用備品  8,000  
 合計  424,000  


・今回自転車を箱で運んだため航空追加料金が片道15000円ずつかかった。輪行袋ならこの経費はかからない。しかし昨年、前ギヤの歯が折れ曲がっていた。箱なら自転車の損傷はほぼないが、損傷部品を交換した方が安くつくことになる。